若隆景が1年ぶりの関取白星に感慨「締め込みで土俵に上がれるのはうれしい」右膝の回復順調

2024年03月11日 06:52

相撲

若隆景が1年ぶりの関取白星に感慨「締め込みで土俵に上がれるのはうれしい」右膝の回復順調
<大相撲春場所初日>若隆景(右)は押し出しで欧勝海を破る (撮影・奥 調) Photo By スポニチ
 【大相撲春場所初日 ( 2024年3月11日    エディオンアリーナ大阪 )】 再十両の若隆景(29=荒汐部屋)が欧勝海(22=鳴戸部屋)を下して白星発進とした。立ち合い鋭く踏み込んで下から攻めてもろ差しで一気に前に出る完勝。「前に出れたのでよかった」と会心の内容だった。
 関取として土俵に上がるのは、関脇だった昨年春場所以来352日ぶり。22年名古屋場所から昨年初場所まで使用した銀色の締め込みで登場し、場内から大歓声を浴びた。

 1年前に右膝前十字靱帯断裂の大ケガを負った大阪の土俵で復活した姿を見せ「化粧まわしを締めて土俵入りして、締め込みで土俵に上がれるというのはうれしいこと。またしっかり頑張ろうという気持ちです」とかみしめた。

 場所前には、兄の関脇・若元春(30)や出稽古に訪れた関脇・大栄翔(30=追手風部屋)、幕内・朝乃山(30=高砂部屋)ら上位陣とも肌を合わせた。「いろいろな部屋の関取衆と良い稽古ができた。徐々に体も良くなっていると思います」。復帰3場所目。13勝以上の好成績なら1場所での幕内返り咲きの可能性も出てくるが「一番一番自分の相撲を取り切ること」と冷静に前を向いた。

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