松山英樹は12位「リズムをつかみきれなかった」 腰痛見舞われながら上位フィニッシュに収穫も

2024年03月11日 07:19

ゴルフ

松山英樹は12位「リズムをつかみきれなかった」 腰痛見舞われながら上位フィニッシュに収穫も
最終ラウンドに臨む松山英樹(AP) Photo By AP
 【米男子ゴルフツアー アーノルド・パーマー招待最終日 ( 2024年3月10日    フロリダ州ベイヒル・クラブ&ロッジ=7466ヤード、パー72 )】 2打差の4位から出た松山英樹(32=LEXUS)は2バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76とスコアを落とし、通算3アンダーの12位で終えた。ツアー通算9勝目を挙げたジェネシス招待に続く勝利はならなかったが、出場2戦連続で上位フィニッシュとなった。世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(27=米国)が首位から66をマークし、通算15アンダーで大会2勝目となるツアー通算7勝目を手にした。
 前日までと風向きが変わり、厳しいピン位置での戦い。2打差を追った松山だが、4日間でワーストの76とスコアを落として後退する形となった。ホールアウト後の中継局インタビューではサバサバとした口調の中に悔しさがにじんだ。

 「昨日までに違和感を抱いたものを修正しきれなかった結果。その日のうちにパッティングもショートゲームもショットも修正できれば良かったけれど思うようにいかなかった」

 トップがスコアを伸ばす中で、痛恨のボギー先行となった。8番パー4で第2打を7メートルに乗せるも、“お先”した約80センチの下りのパーパットがカップにけられる。12番パー4で深いラフにつかまりボギーとすると、13番パー4ではフェアウエーからの第2打がグリーン手前の池に吸い込まれてダブルボギーを叩いた。「8番のお先を外したところからなかなか自分のリズムをつかみきれなかった。ああいうのをなくさないと上位にはいけないと思うし、優勝に絡むチャンスもなくなる」と振り返った。

 ただし14番パー3でグリーン左ラフから高く上げてクッションを使う技ありのアプローチで3メートルにつけてパーセーブし、16番パー5では残り193ヤードからピン筋に一直線で2オンさせてバーディーを奪うなど随所に光るプレーもあった。10度目出場での12位は、16年大会の6位に次ぐ好成績でもある。

 プロアマ戦棄権を余儀なくされた腰痛に見舞われながらも、上位争いを繰り広げた。「優勝したあとにトップ10に入れたら良かったけれど…。そういう気持ちでやっていたので残念。それでもこういう位置でプレーできていることはプラスだと思う」。悔しさの中に、手応えも感じられる一戦になった。

 次戦は“第5のメジャー”と呼ばれるプレーヤーズ選手権(14日開幕、フロリダ州)に臨む。32歳は「来週またしっかりと作っていいプレーができたらいい。今週とコースのタイプも違うので、しっかりと準備して頑張りたい」と視線を上げた。

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