21世紀は“荒れない”春場所 優勝はやっぱり横綱、大関!?

2024年03月11日 20:20

相撲

21世紀は“荒れない”春場所 優勝はやっぱり横綱、大関!?
横綱・照ノ富士の土俵入り Photo By スポニチ
 【大相撲春場所2日目 ( 2024年3月11日    エディオンアリーナ大阪 )】 初日に白星を挙げた新大関の琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽部屋)、カド番大関の貴景勝(27=常盤山部屋)がそろって敗れ、2日目にして1横綱4大関全員に土がついた。
 “荒れる春場所”というフレーズがよく使われる。20世紀最後の2000年は東前頭14枚目の貴闘力が史上初めて「幕尻優勝」を果たした。しかし01年以降は朝青龍4回、白鵬9回など20年まで全て横綱、大関の優勝が続き“荒れない”春場所だった。21年から照ノ富士、若隆景、霧馬山(現・霧島)と関脇が3年連続で優勝して少し傾向が変わった印象はある。

 今場所は1横綱4大関と協会の看板力士が5人。同じ状況だった21年名古屋場所は横綱・白鵬が千秋楽の全勝対決で大関・照ノ富士を小手投げで下し45回目、最後の優勝を飾った。

 今場所と似た状況、横綱と大関が合わせて5人以上で2日目までに全員に黒星がついた直近のケースは19年九州場所だ。この場所の横綱は鶴竜が休場(初日は不戦敗)、白鵬が2日目に東前頭筆頭の大栄翔に押し出された。大関は豪栄道が初日黒星で2日目から休場、高安が2日目に小結・阿炎に押し出された(8日目から休場)、貴景勝が2日目に小結・朝乃山の上手出し投げに屈した。新入幕の若隆景、平幕の正代が初日から4連勝とするも、結局は5日目に優勝争いトップに並んだ横綱・白鵬が14勝1敗で優勝している。

 今場所も終わってみれば横綱、大関の上位陣が地力を示したという結果になるのか、目が離せない。

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