尊富士V 伊勢ケ浜部屋伝統の猛稽古が結実 照に導かれ若手が刺激し合う

2024年03月25日 05:30

相撲

尊富士V 伊勢ケ浜部屋伝統の猛稽古が結実 照に導かれ若手が刺激し合う
尊富士の相関図 Photo By スポニチ
 【大相撲春場所千秋楽 ( 2024年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )】 快挙の瞬間、NHKの解説を務めた師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)の目は少し潤んでいた。「よく頑張ったんじゃないですか。心打つものはありますよ、無理して出ているわけですから」。成長の要因である稽古量の多さを問われ「来た時から関取衆とガンガン稽古させていたので」と説明した。
 稽古相手の力量や質にもよるが、1日40番も取れば多いとされる現在。若手時代に130番取ることもあった横綱・照ノ富士ら先輩に導かれ、稽古量は自然と増えた。

 師匠のしこ名を冠したつがる旭富士ジュニアクラブへ通った縁もあり入門。部屋では、照ノ富士にかわいがられた。その大黒柱が途中休場し「横綱がいなかったら誰かが活躍して部屋を盛り上げないと」と奮起した。横綱は仰ぎ見る存在だが、3歳上に翠富士、錦富士がいる兄弟子の存在でリラックス。場所中、尊富士似の記者を見つけて「お兄さんですか?」とボケる錦富士の姿には思いきり笑った。追手風部屋と並び角界最多の関取数6人を誇る伊勢ケ浜軍団の結束力はより強固なものとなった。

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