伊藤美誠 パリ五輪ロードへの葛藤「最初のスタートは思い出したくないくらい最悪でした」

2024年06月09日 20:09

卓球

伊藤美誠 パリ五輪ロードへの葛藤「最初のスタートは思い出したくないくらい最悪でした」
伊藤美誠 Photo By スポニチ
 卓球の伊藤美誠(23=スターツ)が9日放送のテレビ東京「卓球ニッポン金メダルへの絆」(後4・00~)に出演。「~涙と笑顔と結束と 完全密着4317日~」と題した密着取材でさまざまな思いを語った。
 東京五輪から半年、22年3月に行われた第1回パリ五輪選考会で元気のない様子を密着したカメラがとらえた。伊藤は「東京五輪が終わって休憩なしで挑んだのが最初は本当に苦しくて…」と当時の心境を振り返える。

 続けて「パリ五輪目指すか、辞めるのかっていう2択になったときがあった」といい、「すぐ(パリ五輪)選考に入るっていう気持ちが全くなくて、絶対にやりたくないと思っていて。本当に最初のスタートは思い出したくないくらい最悪でした」と葛藤の日々を打ち明けた。

 そんな中、国内の選考大会と海外のツアーと2つの舞台を行き来する伊藤は前代未聞の決断をする。それはコートにコーチを呼ばず1人で試合に臨むこと。この決断に踏み切った理由は「(試合中)ひらめきとか感性が凄く大事で、それをいかに出せるか。自分で考えて、その場の感性とひらめきで相手を見ながらやって違う目線から戦えるといいなと思った」と語った。

 「そっちのほうが自分は行けるなと思ったんです。自分の道だし自分がやりたいことをやらなきゃ前に進めない」とコーチなしの状況を作ることで自分に火をつけようと試みた。その結果「決断しやすくなったし、全て自分の頭で考えて決めることができるようになった。迷わなくなった。そこがすごい楽しくできたこと」と密着したカメラに笑顔を見せていた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年06月09日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム