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岡田晃平 エンジン全開1差 松山英樹の“直系”後輩が67で初V圏に浮上

2024年06月09日 04:20

ゴルフ

岡田晃平 エンジン全開1差 松山英樹の“直系”後輩が67で初V圏に浮上
17番でアプローチショットを放つ岡田晃平 Photo By 共同
 【男子ゴルフツアー BMWツアー選手権森ビル杯第3日 ( 2024年6月8日    茨城県 宍戸ヒルズCC=7430ヤード、パー71 )】 3打差8位から出たツアールーキーの岡田晃平(22=フリー)が5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算9アンダーで首位と1打差の4位に浮上した。高知の明徳義塾中・高を経て東北福祉大に進んだ松山英樹(32=LEXUS)の“直系”の後輩。ツアー初Vで高知県勢初の日本タイトル獲得を狙う。通算10アンダーの首位には昨年覇者の金谷拓実(26=Yogibo)ら3選手が並んだ。
 期待の新星が優勝争いに加わってきた。岡田は9番で2メートル、10番で2・5メートルのバーディーパットをねじ込んだ。2メートル前後の微妙な距離のチャンスを次々と沈め、首位に1打差と肉薄。「パットは今、ほぼパーフェクトできてる。いくなら今週しかないんじゃないか、ぐらいの精度に仕上がっている」と爽やかに笑った。

 昨年はアマとして出場して15位に入った。「グリーンが読みやすい」と、今年も3日間の平均パット数26・67と好調だ。実は2週前の前戦でパターのシャフトに違和感を感じ、転戦の中で生じていたゆがみに気づいた。新調した今週は精度が見違えた。車好きとあって18番グリーン横にある優勝副賞にもテンションを上げる。現在マイカーはなく約1600万円のBMW車に目を輝かせている。

 ツアー参戦本格1年目の22歳。高知出身で明徳義塾中・高を経て東北福祉大卒と松山と同じ経歴をたどった。岡田にとって一番の憧れで自身も将来は米ツアー参戦が目標。そのためにも5年シードのメジャーは魅力だ。岩田、金谷と同じ大学の先輩が首位に名を連ねる。22歳112日での大会制覇となれは最年少記録。「まだ実力はないですが、運とかラッキーで先輩たちに追いつけるように頑張ります」。謙虚に、でも、全力で初の頂点を狙う。

 ◇岡田 晃平(おかだ・こうへい)2002年(平14)2月18日生まれ、高知県中土佐町出身の22歳。9歳でゴルフを始め、明徳義塾中・高を経て東北福祉大に進み、3年時の22年日本アマで優勝。4年時には主将を務めた。23年12月にプロ宣言し、今季からツアーに本格参戦。武器は飛距離と精度を併せ持つ1Wショットで平均飛距離は約305ヤード。プロ野球・広島のファン。1メートル73、75キロ。

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