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【バスケ男子】日本 歴史的1勝スルリ…延長死闘の末に敗れ連敗 河村「自分の責任」 八村が痛恨退場

2024年07月31日 02:15

バスケット

【バスケ男子】日本 歴史的1勝スルリ…延長死闘の末に敗れ連敗 河村「自分の責任」 八村が痛恨退場
<パリ五輪 バスケ男子 日本・フランス>第1Q、パスを出す河村(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第5日 バスケットボール男子1次リーグB組   日本90ー94フランス ( 2024年7月30日    ピエール・モロワ競技場 )】 男子バスケットボール日本代表(世界ランク26位)は、パリ五輪1次リーグB組2戦目で開催国フランス(同ランク9位)と対戦。第4Qに大黒柱の八村塁(26=レイカーズ)が退場。河村勇輝(23=横浜BC)が流れを変えたが同点に追いつかれて延長戦に突入。延長戦の死闘の末に90ー94と敗れて、2連敗を喫した。
 五輪初戦となった昨夏W杯王者ドイツとの試合では、前半善戦しながら、後半に失速すると一気に突き放されて77ー97で黒星を喫した。

 2戦目は完全アウェーの中で開催国フランスと対戦。フランスはNBAで4度の最優秀守備賞に輝いた216センチのルディ・ゴベア(32=ウルブズ)、今季のNBA新人王で攻守にわたり1人で何役もこなす“新時代の怪物”こと224センチのビクター・ウェンバンヤマ(20=スパーズ)のツインタワーを中心に世界最高峰の守備を誇る。

 この試合では河村、八村 比江島慎(33=宇都宮)、渡辺雄太(29=千葉)、ジョシュ・ホーキンソン(29=SR渋谷)の5人が先発に名を連ねた。

 第1Q開始早々にウェンバンヤマの上から八村がジャンプシュートを決めてチーム初得点。その後は河村が積極的な攻撃を見せて、2本の3Pシュートを含む10得点、八村も9得点をマークし、このクオーターは25―32と7点差で終えた。

 第2Qも接戦の展開で、残り4分39秒から八村、ホーキンソンそして途中出場でこの日が誕生日の富樫勇樹(31=千葉)が3連続で3Pシュートを決めて40―40の同点に追いついた。しかしその後連続失点を喫しながらも善戦の内容で前半は44ー49で終えた。

 第3Q開始早々に11―2のランで55―51と一気に逆転した。その後はシーソゲームの展開が続いた。しかし残り1分55秒から0―7のランをくらって、64―69と前半終了時と同じ5点差でこのクオーターも終えた。

 最終クオーター開始早々に八村が2本の3Pシュート決めたが、残り8分31秒で日本に悲劇が襲った。八村がテクニカルファウルで退場に。チームの流れが悪くなった中で、流れを変えたのは河村だった。残り5分45秒に3Pシュートを決めて、相手の反則も誘って4点プレーを成立させた。さらにその後にレイアップシュートを決めて逆転に成功した。

 残り16秒で4点リードしたが、相手に4点プレーを献上して84―84の同点で5分の延長戦に突入。しかしウェンバンヤマに3点シュートを決められるなど、死闘の末に敗れて1次リーグ連敗を喫した。

 八村が退場する中で、チームを支えた河村が6本の3Pシュートを決めるなどチームトップの29得点。武器の3Pシュートは37本試投で16本成功。3P成功率は43%とチーム目標である40%を達成した。

 日本の1次リーグ最終戦は2日のブラジル(同ランク12位)と対戦となる。

 ▼河村 ガードの僕がコントロールできずに、勝てるゲームを落としてしまった。自分の責任。まだまだ成長しないといけない。

 ▼富樫 アウエーの中でフランス相手にこれだけの試合ができてポジティブな要素しかないが、勝ちたかった。勝てた試合だと思うので、すごく悔しい。ルイが退場しても動揺する選手はいなかった

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