巨人・岡本和、交流戦3冠 2戦連発15号で11戦6発!打率・425、11打点

2023年06月11日 05:30

野球

巨人・岡本和、交流戦3冠 2戦連発15号で11戦6発!打率・425、11打点
<ソ・巨>7回2死一、二塁、左越え本塁打を放った岡本和(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【交流戦   巨人10-6ソフトバンク ( 2023年6月10日    ペイペイD )】 どっしりと構える巨人の主砲が、今季の交流戦3冠に浮上した。岡本和が6―4の7回2死一塁から、2試合連続の15号2ラン。2ストライクからの3球目、甲斐野の140キロフォークを左翼席へ豪快に運んだ。
 「待ってる球をしっかりといこうと。いい追加点になって良かった」

 猛打が止まらない。「何かを意識して変えることはない」という交流戦。リーグ戦同様の平常心を貫いた結果、11試合で6本のアーチをかけた。試合前には「梅雨入りしたら僕のバットも湿ってくる」と笑わせたが、打率・425、11打点はトップタイ。残り7試合で21年に記録した自己最多7本にあと1本と迫り、再び交流戦首位タイへと導いた。

(自己最多へ1/) 原点回帰で自分を取り戻した。昨季は5年連続30本塁打こそクリアしたが「本当にうまくいった時がないくらい」と振り返るほど試行錯誤を続けた。体の開きなどを補正しながら上半身のバランスを整えるべく、「締め付けられるものは好きじゃない」という意に反して、左手首にサポーターを装着して試合に出場。打席での立ち位置は、ギリギリまで捕手寄りの後方へ下げた。「その方がボールを長く見られるかなと思ったけど、合わなかった」。今季はサポーターもせず、打席の位置も従来通り真ん中に変更。悩みに悩み抜いたからこそ、最大限にパフォーマンスを発揮できる“あるべき姿”を知ることができた。

 「去年はふがいないシーズンだった。今年はなんとか勝ちたい」。勝率も5割に復帰。浮上のきっかけをつかみたい交流戦で、チームを引っ張っている。(小野寺 大)

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