西武・稼頭央監督 追加点献上した渡部の悪送球「勝負しにいった。経験になってくる」

2023年06月11日 18:08

野球

西武・稼頭央監督 追加点献上した渡部の悪送球「勝負しにいった。経験になってくる」
<西・ヤ>7回、渡部(左)に代打を送る松井監督(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【交流戦   西武2―3ヤクルト ( 2023年6月11日    ベルーナD )】 西武はヤクルトに連敗し、試合がなかった最下位・楽天とのゲーム差がなくなった。交流戦では単独最下位に転落した。7回に2点を返し1点差に詰め寄ったが、反撃も及ばず。5回に一塁手・渡部の悪送球の間に失った3点目が最後まで響いた。
 以下、松井稼頭央監督(47)の一問一答。

 ――小沢に手こずった。
 「真っ直ぐにしてもそうですけどねフォークですか、横のピッチャー(サイドスロー)の中でもスピードがありますしね、外角への投球も非常に良かったのかなと」

 ――珍しいタイプ。
 「セ・リーグの投手はこの時期しか対戦する機会がないんですけど、その中でも1巡目が終わって2巡目で対応していく中で、非常に真っすぐにしてもそうですけどね、うまいことピッチングされたんじゃないかと思います」

 ――打線は7回に古市からいいつながりを見せた。
 「ある意味あの場面、究極の場面ですからね。そういう意味では古市よく決めてくれたと思うし、あそこは決めてくれたのは1番良かったと思いますよ。本当に見事だったと思います」

 ――同点にするか、逆転したかった。
 「逆転がもちろんだが、なんとかあそこで同点に追いつけていればっていうのもあります」

 ――渡部が三塁刺殺を狙って勝負にいったが、悪送球となった。
 「そこはもちろん勝負にいったんでしょうね。その中であの1点っていうのはもちろん結果論ですけどね。本人からそれを行けると思って勝負しにいったわけですから、そういうところ判断を含めて彼には経験になってくる。打線が奮起して、交流戦まだ6試合ありますから、まずカード頭しっかりとっていけるように、と思っている」

 ――打線はリーグでも四球が少ない。積極的な攻撃の結果か。
 「積極的に振り入った中で、粘っていくか、相手ピッチャーにどうやって1球でも投げさせるかっていうのは、チームとしては伝えていることです。そういう意味ではね。栗山がつないでくれるっていうのは、本当に非常に大きい役割をしてくれたんじゃないかなと思いますけどね」

 ――追い込まれてから栗山は粘った。若手にとっては課題か。
 「フォアボールを取れればいいですけど。1球でも多く投げさせるとなれば、経験していくことが一番大きいと思います。もちろん練習では意識している中でも、試合でしか経験できないことは若い選手にとって非常に大きなことですから。そこも踏まえて日々、経験していること、反省していくことの繰り返しで成長していくと思う。もちろんフォアボールを取れれば若い選手にとっては成功体験になるわけですから、その数をどれだけ多く増やしていけるか。日々の積み重ねになってくるんじゃないかと思います」

 ――渡部の送球はタイミング的に勝負していい場面だったか。
 「(良い)タイミングでしょうね。だからそこですよね。その紙一重の場所で戦ってますからね」

 ――8回と9回に代走を起用しなかった。走者が二塁に行ってからだったのか。
 「もちろん考えてましたし、その後の野手がいなくなるというところも含めて。得点圏、三塁にいった時は(金子)ユウジには準備してもらっていましたし」

 ――追い付けなかった。
 「もちろん、悔しいですよね。同点、逆転を目指してやってますし、そこを目指す中での。また次につなげていきたいと思います」

 ―愛斗が登録抹消。

 「ちょっと打席に立とうか、というところも含めて。まずは愛斗の調子を戻すこともそうですし、ファームの試合でしっかり打席に立ってほしい」

 ――7回、バント以外なら渡部に代打を送らなかったのか。

 「もちろんです。バント以外だったらベッケンに行かせていました」

 ――平沼が代打で犠飛を放った。

 「満塁の1人目って難しいんですけれど、しっかりと。最後の打席もそうですけど、イヤらしいところ、積極的なところも含めて、いい打席を送ってくれていると思います」

 ――7回、反撃が2点に留まり流れが来なかった。

 「こればっかりは、その中でベストを尽くした中での結果ですから。日々話をしながらやっていきます」

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