メッツ・千賀滉大 7回1失点、6勝目の権利手にして降板 チームの連敗7でストップなるか

2023年06月11日 07:10

野球

メッツ・千賀滉大 7回1失点、6勝目の権利手にして降板 チームの連敗7でストップなるか
パイレーツ戦に先発したメッツ・千賀(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   メッツーパイレーツ ( 2023年6月10日    ピッツバーグ )】 メッツの千賀滉大投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦に先発。メジャー自己最長タイの7回を2安打1失点と好投し、6勝目の権利を手にして、リリーフ陣にマウンドを託した。
 初回、先頭のマカチェンにはカウント3-0とボール先行の投球となったが、最後は直球で中飛。続くレイノルズも直球で二ゴロに仕留めた。3番・ジョーには左前打を許したが、捕手・アルバレスが二盗を阻止し、初回を無失点で終えた。

 3回は味方の好守に助けられた。2死から3連続四球で満塁のピンチ。ジョーに中堅への大飛球を打たれたが、中堅手・ニモが背走し、フェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。マウンド上の千賀もニモに向け、両腕を掲げてビッグプレーを称えるとともに、安どの表情だった。

 4回には味方に足を引っ張られる形となる。1死一塁からヘイズを一ゴロに仕留めたが、二塁カバーに入った遊撃手・ギローメが送球を後逸。一、三塁とピンチを広げるとべ・ジファンの打球を二塁手・マクニールも後逸。千賀はこの回無安打で1点を奪われ、同点を許した。それでも1-1の7回2死一、二塁、キャナが中堅に勝ち越しの2点二塁打。千賀は7回を確実に投げ抜いた。

 前回登板の4日(同5日)ブルージェイズ戦で、メジャーでは初めて中4日での先発を経験。体の状態については問題はなかったが、代名詞の“お化けフォーク”をことごとく見極められるなど苦しい投球に終始した。細かい制球力にも欠き、メジャー自己最短の2回2/3を4安打、5四球で4失点。不本意な内容を「全体的に変化球が見送られる場面がすごい多かったので、対策はされているなという印象はありました」と振り返った。反省し、しっかりと課題をつぶし、新たなマウンドへと向かった。

 チームの負の流れも断ち切る投球だった。この試合までチームは7連敗。前回登板では連敗を止めることができず、責任も背負っていた。「自分のやるべきことがもっとたくさんあったと思うんですけど、それがうまくマウンドで表現できなかった」。マウンド上で気迫をほとばしらせ、チームを鼓舞した。

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