辻発彦氏 オリ・舜平大は直球の高低見極めやすかった 制球意識して小さくまとまってほしくない

2023年07月07日 05:01

野球

辻発彦氏 オリ・舜平大は直球の高低見極めやすかった 制球意識して小さくまとまってほしくない
<楽・オ>3回、先制点を許し悔しげな表情の山下(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス0-3楽天 ( 2023年7月6日    楽天モバイル )】 【辻発彦 視点】山下は今まで見た中で一番悪かった。試合の入り方は凄く大事だが、カーブでストライクが取れず、打たれた7安打は全て直球。直球の高低は見極めやすく、ベルトからちょっと下の高さをコンタクトされてしまった。
 今後、ローテーション投手として何度も同じ相手と対戦する。そういった点で、相手の岸にはさすがベテランとうならされた。初回の15球のうち、11球が直球。“今日は真っすぐでくるのか”と思わせるのも一つの手だ。山下の最速156キロに対し、この日の岸は最速145キロだったが、まだ若い山下にはコントロールを意識して小さくまとまってほしくない。武器の一つであるカーブで簡単にストライク、三振が取れるように精度が上がっていけば、簡単に打てるピッチャーではない。

 高卒3年目で初めてのローテーション入り。時期的に疲れも出てくる頃だ。本拠地の京セラドームではなく、この日は屋外球場だっただけに、暑さや湿度も気になったはず。ただ冷静でバタバタしない。ポーカーフェースで投げる姿は気持ちがいい。 (本紙評論家)

おすすめテーマ

2023年07月07日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム