巨人・戸郷 今季最多10奪三振も9勝目ならず 意地と意地のぶつかり合い…侍J対決で今永が15奪三振

2023年07月07日 20:22

野球

巨人・戸郷 今季最多10奪三振も9勝目ならず 意地と意地のぶつかり合い…侍J対決で今永が15奪三振
<巨・D>巨人先発の戸郷(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2023年7月7日    東京D )】 巨人の戸郷翔征投手(23)がDeNA戦(東京D)に先発登板。今季自身最多となる10三振を奪い、7回6安打2失点と好投したが、両リーグ単独トップとなる9勝目(1敗)を手にすることはできなかった。
 主砲・岡本和の2戦連発となる20号ソロで2回に先制してもらった戸郷だったが、直後の3回に佐野の犠飛で1―1の同点。

 ここから3月のWBCで世界一を分かち合った相手先発左腕・今永昇太投手(29)との投手戦が続き、お互いにゼロ行進が続いた。

 だが、1―1のまま迎えた7回だった。1死走者なしの場面で8番・戸柱に投げたフォークボールを右翼スタンドへ運ばれ、ついに1―2と勝ち越しを許した。

 本塁打を打たれるまで、戸郷は今季自身最多の10奪三振。だが、巨人打線も今永に7連続を含む13三振を喫していた。

 そして1―2で迎えた7回の攻撃。巨人打線は今永から大城卓、中田翔が連打で無死一、二塁。原監督は門脇、若林と立て続けに代走を出して勝負に出た。

 吉川が送りバントを決めて1死二、三塁。だが、北村拓の代打・長野が空振り三振に倒れると、戸郷の代打・岸田も空振り三振。プロ8年目で自己最多を更新する15三振を奪った今永はマウンドでガッツポーズを見せ、吠えた。ここで戸郷の勝ちがなくなった。

 戸郷は前回登板した6月30日の阪神戦(東京D)では近本に初回先頭打者アーチを浴びながら、その後は要所を抑えて8回8安打1失点と粘りの投球。打線の援護なく白星を逃したが、チームは岸田の代打サヨナラアーチで劇的な勝利を飾っていた。

 戸郷の投球内容は7回で打者28人に対して112球を投げ、6安打2失点。10三振を奪い、与えた四死球は3つ、直球の最速は150キロだった。

 ▼戸郷 先制点を取っていただいたのに粘りきれず申し訳ないです。次の登板で頑張ります。

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