あんたが大将!!柳田でソフトBは今季最多の貯金15 “デスパ効果”先制弾&決勝打 走、守も魅せた

2023年07月07日 05:02

野球

あんたが大将!!柳田でソフトBは今季最多の貯金15 “デスパ効果”先制弾&決勝打 走、守も魅せた
<ソ・日>8回、適時三塁打を放った柳田はガツポーズ(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク4-3日本ハム ( 2023年7月6日    ペイペイD )】 デスパ効果でギータ砲さく裂だ。ソフトバンクは6日、日本ハムと対戦し、柳田悠岐外野手(34)は、3回に先制の13号2ランを放つと、同点の8回1死二塁では決勝の適時三塁打。デスパイネが5番での復帰後初スタメン効果も相まって2夜連続3安打の活躍を見せた。右翼守備でも好守で連勝を導き、6カード連続勝ち越し。貯金を今季最多の15とし、2位・オリックスとのゲーム差を1・5に広げた。
 何だかんだで、この日は柳田だった。結局、攻守のおいしいところ、すべてを持って行った男は、お立ち台での終わりに「どうもーーー!」と異常なテンションで叫んでいた。

 3安打3打点。決勝点も柳田だった。「絶対、ここで決める。終わらすぞと。いいゲームができた」。3―3の8回1死二塁。フルカウントから打席で大きく息を吐いて集中した。2番手・河野の6球目カットボールに技術でバットを合わせた。打球は前進守備の右中間を真っ二つ。代走・周東が生還し、自身も迷わず快足飛ばして三塁へ。豪快なガッツポーズまで決まった。

 9試合ぶりに就いた守備からリズムに乗った。0―0の3回無死一、二塁。敵の絶好機を阻んだ。石井の打球はほぼ定位置の強い飛球。右翼・柳田の捕球後に二走・江越は迷わず三進も、レーザービームのような送球はハーフバウンドで三塁栗原のグラブに入った。憤死で併殺にドヤ顔で人さし指を突き出し、しばし余韻に浸った。

 直後の3回2死二塁だった。「大関が踏ん張っている中で、いいスイングで先制できて良かった」。カウント3―1から加藤貴のスライダーを強振。くるりと体を回転させ、確信ありの7試合ぶり13号先制2ランで援護した。

 まさに走、攻、守で魅了した。「いやー若いと思いました。8歳くらい若返ったような気がします」。35歳シーズンを戦う男は8年前、15年にトリプルスリーを達成した際の年齢、27歳当時を思い出すほど、この日はノリに乗っていた。

 デスパイネ効果も感じ取っていた。この日、再加入助っ人は5番DHで初スタメン。さらに「4番柳田」、「5番デスパイネ」は昨季10月2日の最終ロッテ戦以来の並び。「四球はないなと思うし本当に頼りになりますよ」と再共闘を歓迎した。

 柳田の今季9度目の猛打賞もあり、6カード連続の勝ち越しに成功。藤本監督も「いいところで、頼りになる4番ですね」と最敬礼だ。2位オリックスが敗れゲーム差を1・5に広げた。7日からは楽天と3連戦。織り姫とひこ星が夜空を彩る中、主将は「明日、移動ゲームなので。早く決めたかった」と十分な睡眠、休養から、七夕での好演に備える。(井上 満夫)

おすすめテーマ

2023年07月07日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム