DeNA今永 自己最多15Kに「自分によくやったといってあげてもいい」 7回ピンチで狙って三振奪取

2023年07月07日 21:14

野球

DeNA今永 自己最多15Kに「自分によくやったといってあげてもいい」 7回ピンチで狙って三振奪取
<巨・D>7回、ピンチを抑え雄叫びを上げる今永(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA2―1巨人 ( 2023年7月7日    東京D )】 DeNAの今永昇太投手(29)が7日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、7回、113球を投げ6安打1失点の快投。自己最多でセ・リーグ記録にあと1と迫る毎回の15奪三振で6勝目を挙げた。
 ヒーローインタビューで今永は「15奪三振の中で、(7回の)最後の2つだけ狙いにいってとれた。自分によくやったといってあげてもいいと思います。あそこは前に飛ぶと何かが起こってしまうので。何も起こさせないようにしたいと思っていた」と話した。

 そう振り返った1点リードの7回1死二、三塁のピンチ。代打・長野を151キロ直球で空振り三振に仕留め、自己最多タイの14個目。さらに代打・岸田も空振り三振で大きくガッツポーズを作った。15三振は自己最多で球団タイ記録。セ・リーグ記録にあと1と迫る快投だった。

 3回、3アウト目を北村を空振り三振に斬って奪うと、そこから奪三振ショーを展開。4回まで7者連続三振を奪った。5回先頭の中田は遊飛で、セ・リーグ記録の8者連続三振はならなかったが、今永にとって7者連続奪三振は2度目。「7者連続奪三振」の2度達成は西口文也(西武)だけで、セ・リーグでは史上初の快挙となった。

 そんな記録的な快投にも「僕なんかよりも、8回、9回投げるピッチャーの方がしんどい思いをして投げている。野手も緊迫した場面で守ってくれている。本当に勝ちがついて、チームが勝てて良かったと思います」とし「(15三振は)相手の戸郷選手もものすごくいいピッチングをしていましたし、戸郷選手に引っ張られるように自分のいい投球ができた。戸郷選手にも感謝したいと思います」と話した。

 前日のバウアー、そして今永と左右の両輪が快投でいずれも1点差ゲームをものにした。チームは、この日試合が中止となった首位・阪神に1ゲーム差と迫った。「一つ一つ勝っていくしかないので、目の前の一戦を丁寧に戦っていきます」と話した左腕に敵地・東京ドームの観客席から拍手が起こった。

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