阪神・森下、球団新の月間20勝へ今永&バウアー撃ちや! 自身の応援歌“お披露目”の甲子園で活躍誓う

2023年08月29日 05:15

野球

阪神・森下、球団新の月間20勝へ今永&バウアー撃ちや! 自身の応援歌“お披露目”の甲子園で活躍誓う
阪神・森下(23年7月撮影) Photo By スポニチ
 聖地で金字塔を打ち立て、アレへ再加速!夏の長期ロードを終えた阪神は、きょう29日のDeNA戦で約1カ月ぶりに甲子園での戦いに臨む。目下8月18勝のチームは5月にマークした球団記録の月間19勝にあと1に迫っており、今月残り2戦全勝なら球団新記録の同20勝に到達。快挙の先導役として期待されるのが8月好調の森下翔太外野手(23)で、3番として今永、バウアーの難敵撃ちに意気込んだ。この日までに完成したヒッティングマーチも追い風に、快音を響かせる。
 毎年恒例の夏の長期ロードを“快走”したナインが胸を張って聖地に帰ってくる。16日に「29」が初点灯した優勝マジックも着実に減らし、目下「21」。本拠地から“アレ”への再進撃を加速させる中で、まずは8月の残り2戦を全勝で締めくくり、球団新記録の月間20勝の快挙に挑む。その先頭に立つのは、背番号1だ。

 「久しぶりの甲子園なので、声援とかも、すごいと思う。それを力に頑張りたい」

 背中に浴びる大歓声を真っ先にイメージしたのは、若き主砲の森下だ。7月25日から3番を任され、8月はここまで22試合出場、打率・289、3本塁打、13打点。長期ロードを18勝5敗と大きく勝ち越した原動力になったのは、言うまでもない。甲子園に戻っても中軸に座ることが、確実。勝負どころで背番号1が快音を響かせれば、勝利は近づく。

 対峙(たいじ)する相手にも闘志をたぎらせた。きょう29日からの2連戦でDeNAが送り込んでくるのは今永、バウアーの左右エース格。今永とは3打数1安打の打率・333、バウアーには10打数1安打だが、その1本は7月12日の対戦で2点劣勢の8回に放った同点2ランと、数字ほど印象は悪くない。

 「絶対にロースコアのゲームになる。一つのチャンスを無駄にしないように。チャンスが回ってきたらしっかり打ちたい」
 投手戦が予想される中、限られたチャンスでの快打を自らのミッションに課した。

 強力な“追い風”もある。この日までに応援団によるヒッティングマーチが完成。1年目からオリジナルが作成されるのは主力の証で、きょうからお披露目される。「渾身(こんしん)のフルスイング 翔(か)けろ 森下」と名前の1文字も入ったヒッティングマーチを試聴した森下は胸を躍らせた。

 「素直にうれしい。応援歌はずっと欲しいと思っていた。最初は自分も慣れないと思う。試合に出続けて、覚えてもらえるようにしたい」

 今季、チームは甲子園で28勝17敗3分け、勝率・622と大きく勝ち越している。「地の利」に森下の豪快な一打が加われば、月間20勝の金字塔も、はっきりと見えてくる。(遠藤 礼)

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