ロッテ・朗希 9月復帰も!左脇腹の肉離れで今季絶望から一転、シーズン終盤間に合う!?

2023年08月29日 05:00

野球

ロッテ・朗希 9月復帰も!左脇腹の肉離れで今季絶望から一転、シーズン終盤間に合う!?
7月24日のソフトバンク戦で6回を終えて左脇を押さえながらベンチに戻るロッテ・佐々木朗 Photo By スポニチ
 左脇腹の肉離れで離脱中のロッテ・佐々木朗希投手(21)が9月下旬以降のシーズン最終盤で復帰する可能性が28日、浮上した。吉井理人監督(58)が27日にブルペンで2度目の立ち投げを行ったことを明言。当初の想定を上回るペースで近く本格的な投球練習を再開することを示唆した。全治2カ月の診断で今季絶望の可能性もあったが、順調に回復すれば、ポストシーズンも含めた逆襲の切り札となる。
 7月下旬の離脱から1カ月が経過し、ようやく光明が差してきた。吉井監督によると、佐々木朗のブルペン入りは負傷後2度目。捕手を立たせて約20球を投じたそうで、指揮官は「そこそこ強い球を投げられるようになっているので、これから本格的に捕手を座らせて投球練習が始まっていくと思います」と今後の見通しを語った。

 佐々木朗は7月24日のソフトバンク戦に先発し、6回1失点9奪三振と好投。だが、試合中に左脇腹に違和感を覚え、翌25日に千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断され、出場選手登録を抹消された。当初は全力投球まで最低2カ月を要するとされ、今季絶望の可能性もあったが、離脱からここまで1カ月。想定を上回るペースで、回復している。

 指揮官は復帰プランについて「こちらがスケジュールを決めてはいない」と慎重な姿勢を崩さないが、佐々木朗の離脱後、チームは11勝17敗1分けと不振。2位とはいえ、首位・オリックスとは10.5ゲーム差をつけられている。そんな状況で早期復帰が実現すれば、クライマックスシリーズ(CS)進出へ強力な追い風。同じ左内腹斜筋の肉離れで復帰まで4~5週間と診断されたソフトバンクの藤井が、5週間で1軍復帰した例もある。

 ロッテは雨天中止となった試合が10月9日まで組み込まれており、このまま順調に回復すれば、シーズン最終盤での復帰は十分に可能。WBC後と同様に2軍での調整登板を挟まなければ、さらに復帰を早められる。リーグ優勝は厳しくなったとはいえ、逆襲こそチームの代名詞。最速165キロの剛球が、進撃の象徴となる。

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