米メディアがFA大谷の行先を特集 米記者予想1位はドジャース、2位は…

2023年09月09日 07:40

野球

米メディアがFA大谷の行先を特集 米記者予想1位はドジャース、2位は…
7日のガーディアンズ戦前、体を動かす大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のボビー・ボーデン記者がMLB球団の幹部たちに取材、このオフFA資格を得る大谷翔平の行先について特集している。
 確かなことは、大谷がMLB史上最も注目されるFA選手で、米国スポーツ界全体でもNBAのレブロン・ジェームスが10年にマイアミ・ヒートと契約して以来の騒ぎになるという。

 数人の幹部は、大谷の契約はヤンキースがアーロン・ジャッジに与えた3億6000万ドルを超えるあたりから始まり、エスカレーター条項やインセンティブが入って、総額5億ドルから6億ドルになると予測する。エンゼルスのように二刀流で活躍できて…という想定だ。これに対し、一部のビッグマーケットチームの幹部は「特別な才能を持つユニークな選手で最初から5億ドルは必要だ」と意見する。しかも球界の看板選手で、国際的にも人気が高く、獲得球団に巨額の収益をもたらす。今回のケガも癒え、完全な状態に戻る可能性もある。

 大谷本人がいかにしてチームを選ぶかが重要だが、以前から「勝ちたい」と繰り返し強調してきた。これは、大谷のような世代を代表する選手の言葉としては驚くことではなく、NBAのジェームスもNFLのトム・ブレイディも球団を選ぶに際し、世界一になることを優先していた。「大谷が西海岸の球団に行きたがっている」と米メディアでは頻繁に取りざたされるが、情報筋はそれほど主要な要素ではないと説明する。西海岸は好きだが、地理よりも世界一になれることの方が重要だ。勝つことが一番。大谷は心を開き、目を大きく見開いてFA市場に臨むという。

 「大きなステージのど真ん中に立ちたい。毎年10月31日のハロウィンの時期もプレーし、ワールドシリーズを制し、ホワイトハウスにも複数回招待されるような選手になる」。米メディアは、それが大谷のゴールとみている。「ゆえに大谷はエンゼルスには戻らない。彼は公には一言もそうは言っていないが、エンゼルスは彼のいた6シーズン中、一度も勝率5割を超えられなかった。次のチームは彼に相応しいスポットライトを提供してくれる。23年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝のような強く光の当たる場所だ」との見方がある。その上でボーデン記者の予測する移籍先10球団はドジャースを1位とし、レンジャーズ、マリナーズ、メッツ、レッドソックス、パドレス、ジャイアンツ、カブス、フィリーズ、ブルージェイズと続く。一方で大谷を獲得すれば驚く5球団に、ヤンキース、ブレーブス、アストロズ、ナショナルズ、カージナルスを挙げている。

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