ドジャースの右腕ビューラーが2度目のトミー・ジョン手術から13カ月での早期復帰を断念

2023年09月09日 08:50

野球

 2度目のトミー・ジョン手術(肘側副靱帯再建術)からの早期復帰を目指していたドジャースのウォーカー・ビューラー投手が、13カ月での復帰を断念した。複数の米メディアが8日(日本時間9日)に報じた。
 22年8月に手術を受けたビューラーは今年5月、9月の復帰を目指すと宣言。「トレーナーの中にはもうちょっとゆっくりやれという人もいるけど、自分のやり方はそうではない」と言い切っていた。

 9月3日にはリハビリ登板で、去年の6月以来の実戦マウンドに立った。3Aオクラホマシティで2イニングを投げ無失点、最速96マイルが出ている。しかしながら一転早期復帰を断念した。

 ビューラーは球団を通して声明文を発表。「ゴールは今シーズン中に復帰することだったが、医師、球団フロント、トレーニングスタッフ、家族と話し合った結果、来季まで待つことが正しいという結論に至った。世界一を目指す23年のチームの役に立てなくて残念。24年には完全な状態で戻って、ロサンゼルスにワールドシリーズをもたらしたい」とした。

 関係者によると、身体の状態は良いし、一切セットバックはないという。ただ通常2度目のトミー・ジョン手術後は復帰により時間がかかり、とりわけビューラーのような速球派にとって早期復帰はリスクが高いとされていた。

 デーブ・ロバーツ監督は「ウォーカーは戻りたがっていた。でもこれが正しい判断だと思う。無理はさせたくないし、来季や彼の将来のキャリアに影響することはしたくない。このオフは制限なく、来年の春のキャンプに向け準備できる。24年に百%の状態で戻ってくれれば」と話していた。ビューラーは24年シーズンが終わればFAの資格を得る。

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