阪神・森下 「甲子園弾」で38年ぶり日本一導く 今季5発全勝「甲子園で勝ち切らないといけない」

2023年10月22日 05:15

野球

阪神・森下 「甲子園弾」で38年ぶり日本一導く 今季5発全勝「甲子園で勝ち切らないといけない」
阪神・森下 Photo By スポニチ
 二度あることは三度ある!阪神・森下が、リーグ優勝、CSファイナルS突破で広げた「甲子園での歓喜の輪」を、日本シリーズでも“再現”する。18日のCSファイナルS第1戦で放った同点弾を含め、今シーズンは虎の背番号1が甲子園で本塁打を放てば5戦5勝。頂上決戦でも、この不敗神話を継続させる一撃を見舞い、38年ぶり日本一の立役者に名乗りを上げる。
 「勝ち癖がついたというか、負けない野球をCSでもできたのは、日本シリーズにも絶対つながる。甲子園で勝ち切らないといけない。しっかりやる」

 新人の言葉とは思えない。しかも結果も伴っているから頼もしい。一つの勝敗がチームの命運を大きく左右する短期決戦でも堂々とした戦いぶりを披露。20日の第3戦では2点リードの8回2死一、二塁で代打・松山の浅い右飛を鮮やかなスライディングキャッチ。打撃に加えて守備もさえ渡った。次の舞台は日本シリーズ。「お祭り男」の空気を身にまとう森下を、パの王者は全力で抑えにくるだろう。

 「厳しい試合になる。パ・リーグを勝ち抜いてきたチームとやるので、今まで以上にチームのためを思って行動しないといけない」

 CSファイナルS第1戦で放った本塁打は、球団新人では17年の大山以来だった。続く日本シリーズでもドデカいアーチを叩き込めば、こちらは85年の嶋田宗彦(現バッテリーコーチ)以来。大舞台でこそ若虎は燃える。長く埋もれていた記録を掘り起こし、長年閉ざされたままだった日本一への扉もこじ開ける。 (八木 勇磨)

 ○…阪神新人の日本シリーズ本塁打は85年の嶋田宗彦だけ。10月29日、西武との第3戦(甲子園)8回守備からシリーズ初出場。9回の第1打席で東尾修から左越えにソロを放った。新人選手の日本シリーズ初打席本塁打は史上初の快挙だった。

 ○…森下は広島とのファイナルS第1戦(甲子園)4回、CSデビュー2打席目で九里から左越えソロ。阪神新人選手のCS本塁打は、17年ファーストS第2戦の大山に続く2人目。大山のデビュー2試合目、6打席目を上回るスピードだった。

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