オリドラフト2位・内藤鵬が大けが乗り越え実戦復帰 ライバル巨人・浅野との勝負はこれから

2023年10月22日 10:00

野球

オリドラフト2位・内藤鵬が大けが乗り越え実戦復帰 ライバル巨人・浅野との勝負はこれから
オリックス内藤鵬 Photo By スポニチ
 クライマックスシリーズファイナルステージを制し、3年連続の日本シリーズ進出を決めたオリックス。ロッテとの激闘の裏で、ファームでは期待の若手が大けがからの復帰を果たした。
 5月5日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)で走塁中に左膝を負傷し、「左膝外側半月板損傷」の手術を受けた22年ドラフト2位の高卒ルーキー・内藤鵬内野手が、19日のみやざきフェニックスリーグ・巨人戦に「3番・指名打者」で実戦復帰。2打数無安打に終わったものの、約5カ月ぶりの試合で元気な姿を見せた。

 今季は育成ドラフト4位の茶野が開幕スタメンを勝ち取り、ドラフト1位の曽谷は最終戦でプロ初勝利をマーク。同じ高卒のドラフト3位・斎藤も1軍登板を果たしたが、高校通算53本塁打の大砲・内藤もけががなければ、きっと1軍デビューを果たしていたに違いない。

 今年2月のキャンプはB班スタートも、すぐにその力強い打撃が首脳陣の目にとまり、A班に抜擢されて練習試合ではクリーンアップも務めた。オープン戦も8試合に出場。3月14日の楽天戦では「4番・指名打者」で出場し、則本から先制二塁打を放って自信を深めた。

 アクシデントが悔やまれるが、大阪・舞洲での地道なリハビリを経て、8月末にランニングを再開。10月初めには「あしたから屋外で打てるんです。楽しみです」と目を輝かせていた。その後は見るたびにランニングの強度が上がっていくのが分かった。

 同学年の巨人・浅野とは高校時代からライバルで、プロ入り後も連絡を取り合う仲。その浅野は7月8日に1軍デビューを果たすと24試合に出場し8月18日の広島戦でプロ1号本塁打も放った。

 ライバルに先を越されたが、勝負はこれからだ。「浅野の活躍は刺激になりました。ぼくも負けないように頑張りたい」。大きな可能性を秘めた大砲候補の逆襲の秋が始まった。(記者コラム・中澤 智晴)

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