花咲徳栄・石塚 全打席出塁で横浜撃破 ソフトBスカウト熱視線{人気出そう」

2023年10月22日 05:10

野球

花咲徳栄・石塚 全打席出塁で横浜撃破 ソフトBスカウト熱視線{人気出そう」
先制2ランを含む2安打3四球と活躍した花咲徳栄・石塚 Photo By スポニチ
 【秋季高校野球関東大会1回線   花咲徳栄8‐6横浜 ( 2023年10月21日    栃木県総合運動公園 )】 来春選抜の重要な選考資料となる秋季高校野球関東大会が21日、栃木県総合運動公園などで開幕し、花咲徳栄(埼玉1位)が横浜(神奈川2位)を8―6で破って1回戦を突破した。早くも来秋ドラフト候補にリストアップされている石塚裕惺(ゆうせい)内野手(2年)が初回に先制2ランを放つなど2安打、2つの申告敬遠を含む3四球と全打席出塁で打線をけん引した。
 初回、花咲徳栄のスター候補である石塚が左越えに先制2ラン。1メートル81の右打者は高校通算18号に「逃さずに捉えられた」と胸を張った。その後は3四球と勝負を避けられるも全5打席で出塁。打撃戦を制し「勝負したい気持ちもあったけどチームに貢献できてよかった」とかみしめた。

 同校OBのソフトバンク・井上は3年目の今季、1軍初安打と初本塁打をマーク。先輩の活躍に刺激を受けた石塚は「ドラフト上位でプロ野球に行きたい」と背中を追う。井上の担当スカウトで、この日も視察したソフトバンク・福元淳史スカウトは「右打ちで打力があってショート。人気が出そうですね」と熱視線だ。次戦の常総学院(茨城1位)戦は来春選抜出場当確が懸かる大一番となる。(柳内 遼平)

 ≪センバツ絶望的≫横浜の先発した1年生左腕・奥村頼人(らいと)が5回途中6安打4失点と誤算。来春の選抜出場は絶望的となった。1年夏の甲子園からエースを担い続けた今秋ドラフト候補の杉山遥希(3年)が今夏で引退。奥村頼は3度も甲子園に導いた先輩のように1年から大きな期待を背負う。村田浩明監督は「本人が変われるチャンスと思って(先発で)行かせた。まだまだ成長できる」と奮起を促した。

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