虎もオリも「似たチーム」 両監督の分析がピタリ一致 描いた試合展開、勝機は?

2023年10月27日 17:20

野球

虎もオリも「似たチーム」 両監督の分析がピタリ一致 描いた試合展開、勝機は?
日本シリーズ<監督会議>握手をかわす岡田監督(左)と中嶋監督(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 28日に開幕する「SMBC日本シリーズ2023」の監督会議が27日に行われ、阪神・岡田彰布監督(65)とオリックス・中嶋聡監督(54)が出席した。
 会議では予告先発の採用が承認され、オリックスは「山本由伸」、阪神は「村上頌樹」と両監督が“発表”。山本は3年連続で投手4冠に輝いた大エース。村上も今季は最優秀防御率を獲得し、リーグを代表する投手に成長した。くしくも、同学年の98年世代で、日本シリーズが開幕することになった。

 また会議の前後に行われた監督会見で、岡田監督はオリックスについての印象を問われ、「6月に交流戦ありましたけど、やっぱりピッチャー中心にタイガースとどっちかというと似たチームというか、先発ピッチャーを打たないと、なかなか得点できない」と分析。「まああの、そんなにたくさん点取れないと思うので、そういう僅差のね、少ないチャンスというかね、そういうのをモノにしていかないといけないな。(オリックスの)ピッチャーはやっぱり、バッターは相当、手こずると思いますね」と、オリックスの投手力を警戒した。

 一方の中嶋監督も、阪神について「本当に強いチーム。強い野球をやってきて、非常に投手力の高いチームだと思います」と同じように警戒。『オリックスも投手力はひけをとらない』とふられても「いや。負けてます…」と謙遜して、会見場から笑いが漏れる一幕もあった。同監督はシリーズの戦い方に「あまり打たないと思いますので、しっかり抑えて。チャンスでしっかり点を取る。そして守るという展開が一番いいのかな」と言及。くしくも岡田監督と同じ分析となった。

 今年はセ・パ両リーグの優勝チーム・阪神、オリックスが順当にCSを突破。過去に日本シリーズが関西に本拠地を置くチーム同士の関西決戦となったのは、1964年の阪神―南海の1度だけで、59年ぶり2度目の「関西ダービー」が実現し、注目を集めている。

 28日の第1戦はオリックスの本拠地・京セラドームで開催。午後6時30分にプレーボールとなる。第3~5戦は阪神の本拠地・甲子園で開催し、第6、7戦は再び京セラドームで行われる。

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