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【阪神・岡田監督語録】「そら湯浅はちょっと違うよ」 侍の佐藤輝にチクリ?「サードを探さなあかん」

2023年11月13日 05:15

野球

【阪神・岡田監督語録】「そら湯浅はちょっと違うよ」 侍の佐藤輝にチクリ?「サードを探さなあかん」
阪神・岡田監督(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神の岡田監督は12日、高知県安芸市での秋季キャンプで小野寺、渡辺諒に個別レッスンをした。練習後の報道陣とのやりとりは以下の通り。
 ―小野寺への指導は、前日言っていたリストワークか。
 「そうそうそう。うーん、まあ、小野寺はどっちかって言うたら、独特な打ち方やからな。右の方へ、どっちかというと、リストを返さんで打つ方やからのう。でも、(指導した内容の)ああいう打ち方の方が、ボールに力が伝わるというかな」

 ―去年は、大山に上からスピンをかけることを教えた。同じか?
 「何ていうかな。ファームの若いやつでも、力があるから、力任せにぶつけて運ぶみたいなな。結局は、バッティングなんか、コツやから。そんなに力を入れなくても、ボールに力が伝わる感覚やったら、ボールは飛びますよということよ。それは徐々に自分で気づいてくるんやけどな」

 ―小野寺は理解できていたか?
 「それはわかっとるよ。できへんだけで(笑) そんな、すぐにできへんわ。そういう興味を持ってやるっていうのも大事やしな」

 ―小野寺がもう一つステップアップするために必要な技術。
 「まあ、この中では一番、打っとるからの。まだ、ガムシャラに振らなあかん選手もおるやんか。高卒1年目なんかは。体の力をつけなアカンし、まだやることいっぱいあるけどな。でも、ある程度、1軍の戦力としていくやつは、ちょっとでもレベルアップせなアカンからな」

 ―外野のレギュラーを脅かす存在に?
 「いや、そんな脅かすとか、そういうのでやってるわけではないし。1人、1人のレベルが上がったほうが、そら、チームとしては絶対助かるわけやからな。シーズン中に、どんなアクシデントが、あるかもわからん。デッドボールの近本みたいにな、離れるわけやから。1軍のベンチに登録している以上は、ゲームになったら戦力なわけやからな。それはもう全体的なレベルアップやんか。チームとしての」

 ―以前から小野寺はこうした方がいいという思いを抱いていたのか。
 「うーん、まあ、良くなるって言うか、引き出しをいっぱい持っている方がええっていうことやんか。結局な。それはインコースのボールを一、二塁間へ運べるのは、独特のものを持っているわけや。それプラス、違う打ち方っていうたら変やけど、引き出しが多い方がもっと対応できるっていうことやからな、結局はな」

 ―引き出しを増やす過程で飛距離も伸びる?
 「そら伸びると思うよ。ティーをやるだけでもあれだけボールの音が違うわけやから。ボールの芯でとらえているというか、ボールに力が伝わっているというかな」

 ―サブグラウンドでは渡辺諒の守備を指導した。
 「シートノックを見ていてもサードからスローイングでなんか腕で投げてたからな。俺もセカンドからサードへいった時にそうやったけど。セカンドやったら、ノーステップとかいろんな体勢で投げられるけど、サードは距離があるからな。それはちゃんとファーストに向けて肩を入れてというな」

 ―ブルペンでは湯浅の存在が大きい。
 「そら湯浅はちょっと違うよ。そら当たり前やん、1軍で投げてるんやから、ばらつきがないよな、あないして投げててもな。他のピッチャーは高めに投げてても、急に低めに、押さえつけるように投げたりな。わかるやろ?1軍で投げているピッチャーとは違うということやろな」

 ―質のいいまっすぐの割合が多い。
 「まあ、それはやっぱり、ストレートで空振りを取れるわけやからな。結局は。それはバッティングで小野寺に言っているのと一緒や。スピンがかかるということやからボールに。バッターにはホップして見える、空振りするとかな、そういうことや」

 ―期待感は。
 「結局、今年は、あかんかったからなあ、1年。ボールの違いとかいろいろあったからなあ、そらしゃあないやんか。今年に関しては。他のチームのピッチャーもそないしておかしなったのもおるわけやから、結局はな」

 ―今年はクローザーでスタートしたが、来季のポジションは?
 「ポジションはまだ考えてない、そこまで考えてない、考えてない。そんなん来年でも十分や。来年のキャンプからでも。キャンプからって言うても、今年も(湯浅は途中から)キャンプにおれへんから、だからそういうことやんか。日本のボールでどんな球を投げるのかなあというのもなかったからなあ、結局は」

 ―関大北陽のラグビー部が花園に初出場する。
 「ああ、そう。いずれ勝つと思とったよ」

 ―ご覧になったことは?
 「そらグラウンドで練習しとるよ、ラグビーは。半分半分な、サッカーと。そら見とったよ。いつも同窓会の集まりあった時な、去年までは」

 ―監督の昔の映像です。小野寺にもこういう打撃をしてほしい?
 「バット(のヘッド)を立てなあかんからな。今の右バッターなんか特に、(打った後に)バットがサード側へ飛べへんもな、リストターンしてないから。バットを持って1歩2歩、一塁へ走る選手が多いやろ?リストターンしてないからな」

 ―フィニッシュでバットを飛ばすくらいの意識を持たないといけない?
 「そや、ヘッド立たさな。手からバット離れへんよな、リストターンしてへんから。普通打ったら離すやろ。全然リストターンしてないっていうことやからな」

 ―小野寺に教えていた内容は、春季キャンプで高山にもしていた。
 「そや、やっとった。オリックスの時もやったよ、秋の練習でな、(高知)東部の時にな。だから、まあ、100やっても直らんわな。120くらい極端にせんとな。昔、ファームの時に関本がそうやった。関本なんかこないして(バットのヘッドを投手側に倒して※)打っとったんよ。だから、みんな遅れるんよ。だから関本にこないして(バットのヘッドを捕手側に倒して※)打たしたよ。見てみ、そこまで、120ぐらい極端にやらんと直らんということやな。ちっちゃい時の癖があるからな。特にバッティングなんかな。最初はおかしいと思うよ。そんだけ極端に変えてるわけやからな。それをものにしたらこっちのものやもんな。また一つ引き出し増えてな、こういう打ち方もできますよってなるんやから」

 ―侍ジャパンで森下が本塁打を打った。
 「知ってる、知ってる。サードが4タコやからな。サードを探さなあかん(笑い)」

 ―佐藤輝は1番、森下は3番。
 「森下の方が上っていうこと?そらホームラン打つんやから。そら1番より、3番やろ。井端もわかっとる。それで3番が打つんやからわかっとるいうことやろ(笑い)」

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