日本ハム・ドラフト1位の東洋大・細野は延長10回完投も黒星 大学ラスト先発は勝利で飾れず

2023年11月13日 19:38

野球

日本ハム・ドラフト1位の東洋大・細野は延長10回完投も黒星 大学ラスト先発は勝利で飾れず
<東都大学野球1部2部入れ替え戦>初回、転倒しながら三振を奪い、恥ずかしそうにベンチの出迎えを受ける東洋大・細野(中央)(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 【東都大学野球秋季リーグ・入れ替え戦 第3日   駒大2―1東洋大 ( 2023年11月13日    神宮 )】 東洋大は日本ハムからドラフト1位指名された最速158キロ左腕・細野晴希投手(4年=東亜学園)が延長10回を2安打2失点(自責点0)で完投するも敗れ、1部残留を決められなかった。1勝1敗1分けのタイに持ち込まれ、左腕は「素直にチームのみんなに申し訳ない気持ちが大きいです」と悔しさを口にした。
 まさに背水の陣で上がったマウンドだった。前日の2回戦も先発したが1回2/3を2安打4四死球1失点で降板。この日は「何かを変えたかったのでスパイクとグローブを替えてきました」と強い決意を持ってマウンドに立っていた。

 井上大監督からも「昨日のピッチングではプロに行けないぞと。最後にエースらしい姿を見せてくれ」と活を入れられて立った連投のマウンドでは、ドラフト1位としての実力を存分に発揮。初回2死から転倒しながらも100キロの球で奪った三振を皮切りに計11奪三振。151キロを計測した直球主体に9回までは堂々と0を並べ続けた。

 無死一、二塁から攻撃が始まる延長10回タイブレークに2点を失い力尽きたが「今季一番でしたね」と称えた指揮官。しかし勝利に導けなかったエースは「最後の最後で勝てないのは足りないところがあるのかなと思いました」と唇をかんだ。

 試合後は井上監督が「最後だぞと言っていたのでね。他にもピッチャーはたくさんいますしね」と語ったように、あす14日の4回戦での登板は回避する見込み。大学ラスト先発を終えた細野は「いつも通り投げてくれたら抑えられる」と1部残留への思いを仲間に託した。(村井 樹)

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