松井裕樹　パドレスと契約を報告、ロッカー公開　東北、仙台に感謝「楽天に入団出来て本当に良かった」

2023年12月24日 22:27

野球

松井裕樹　パドレスと契約を報告、ロッカー公開　東北、仙台に感謝「楽天に入団出来て本当に良かった」 — 楽天・松井裕樹 Photo By スポニチ

　楽天から海外フリーエージェント（FA）権を行使し、23日（日本時間24日）にパドレスと5年契約を結んだ松井裕樹投手（28）が24日、自身のインスタグラムを更新。パドレス移籍を報告した。

　「MATSUI　1」のネームプレートが掲げられたロッカー画像をアップ。「報道にありました通りサンディエゴパドレスと契約させていただきました！」と報告した。

　「10年過ごした東北、仙台の街は地元の様な暖かさがあり本当に大好きな場所になりました」と東北、仙台に感謝。

　「ストライクが全く入らない1年目から勝てばCSの最終戦までたくさんのご声援をいただきありがとうございました！改めてドラフトで楽天イーグルスに入団出来て本当に良かったです。応援して支えてくださった皆様に感謝します。場所は変わりますがこれからも松井裕樹を応援していただけると嬉しいです！」とつづった。

　FOXスポーツほか米メディアによれば、総額2800万ドル（約40億円）の見込み。

　3年目、4年目終了後にオプトアウト（契約破棄）条項が含まれ、ケガをすれば5年目は球団側のオプトアウト条項に変更できるという。

　松井は10年目の今季、海外FA権を取得。10月25日に権利行使の意思を球団側に伝えた。10年間で501試合に登板し、今季まで2年連続を含む3度のセーブ王を獲得するなど通算236セーブを記録。メジャーでも貴重な左腕のリリーバーということに加え、奪三振率の高さ、タフネスさなど各球団の評価は高かった。

　ウィンターミーティング後の今月11日に渡米し、カブス、カージナルスなど各球団との面談を行った模様。争奪戦が繰り広げられていたが、松井は今年3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でもチームメートだったダルビッシュが所属するパドレスを選択した。

　パドレスは通算165セーブの絶対的守護神・ヘイダーがFAとなり、リリーフ陣の整備が急務となっていた。大谷翔平が所属するドジャースとは同じナ・リーグ西地区所属。来年3月20、21日に韓国・ソウルで開幕カードを戦う両チーム。いきなりの対決の可能性も出てきた。