阪神・下村 ヤクルト・石川から3大金言 <1>ケガするな<2>体の大きさ関係ない<3>ゾーンで勝負を

2023年12月24日 05:15

野球

阪神・下村 ヤクルト・石川から3大金言 <1>ケガするな<2>体の大きさ関係ない<3>ゾーンで勝負を
笑顔で乾杯する(左から)常広、中島、下村(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 阪神ドラフト1位・下村海翔投手(21=青学大)が23日、都内で春秋の東都大学野球リーグ戦と全日本大学野球選手権の優勝祝賀会に参加した。出席したOBのヤクルト・石川雅規投手(43)と大学側の企画で対談した際に「ケガをするな」「体の大きさは関係ない」「ストライクゾーンで勝負」の3大金言を授かったことを明かし、通算185勝を誇る現役最年長の大先輩との投げ合いを心待ちにした。
 下村は壇上で肩を並べた大先輩から既に貴重な金言の数々を授かっていた。大学の企画で同期の常広と一緒に石川との特別対談が実現。「聞きたいことをたくさん聞かせてもらった」と“小さな大投手”からの学びに目を輝かせた。

 <1>ケガをするな 今季でプロ22年目を終えた現役最年長43歳が強調するからこそ説得力は絶大だ。「“ケガをしなかったらいい”“ケガをするな”と強く言われた。体を大事に頑張りたい」。アピールを…と、はやる気持ちを抑えて万全なコンディションの維持を心がけた。

 <2>体の大きさは関係ない 1メートル74の下村が1メートル67の大先輩に一番聞きたかったことが上背がないことに対する考え方だった。「“小さいことはメリットしかない”って。“150キロを投げるから打たれないわけじゃなくて、結果さえ出せばスピードなんて関係ない”と。数字は結構気にしがちなんですけど、勝負すべきところは、そこ(結果)なのかなと」。加えて「(身長の)大きいヤツに負けたくないよな。勝とうな」とエールをもらい、「凄く心強くてうれしかった」と感激した。

 <3>ストライクゾーンで勝負 通算185勝の秘けつを聞いた際にゾーン内での勝負の大切さを説かれた。「“プロでも、ど真ん中を打ち損じることがある。打っても3割で絶対10割はないから。真ん中でいいから自信を持って投げろ”と」。四隅ばかりを目がけて練習していた下村にとって新たな考え方が加わった瞬間だった。

 「今までは常広と投げ合いたいとずっと言っていたんですけど、石川さんと投げ合えるように頑張りたい」

 壇上では石川から常広とともに「バッターとして対戦するときは、ぜひ打たせてください」と呼びかけられた。「ど真ん中でも打ち損じると言っていたので、ど真ん中でいこうかな」。ニヤリと笑い、尊敬する大先輩とのマウンド上での再会を思い描いた。(阪井 日向)

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