【ROOKIES 猛虎ファイル】ドラ4百崎(2) 監督も驚いた推定飛距離120㍍の本塁打

2023年12月24日 05:15

野球

【ROOKIES 猛虎ファイル】ドラ4百崎(2) 監督も驚いた推定飛距離120㍍の本塁打
泗水ボーイズ時代の百崎 (家族提供) Photo By 提供写真
 阪神のドラフト4位・百崎蒼生内野手(18=東海大熊本星翔)は高校通算39本塁打を誇るスラッガーだ。熊本県で生まれ育ち、周囲を圧倒するポテンシャルを発揮し続けた幼少期。高校2年時に東海大相模(神奈川)から故郷で転入し、諦めずにプロ入りへの道を切り開いた素顔に迫った。(石崎 祥平)
 【中学時代】努力と比例するように上達。小学6年の県大会では両翼90メートルの球場で初めて本塁打を打った。「もっと高いレベルで野球がしたい」。自宅から車で約10分の距離に練習場があった中学硬式野球チームの「熊本泗水(しすい)ボーイズ」に入団することを決意した。

 南海、ダイエーで投手としてプレーした松崎秀昭監督(57)は「粗削りだったが、ポテンシャルが高かった」と振り返った。1学年上には、のちに大阪桐蔭で主将を務め、青学大に進んだ星子天真がいた。練習量や取り組む姿勢も人一倍の先輩の姿を見て「僕も追い付きたい」と決意。松崎監督が「目に見えて変わった」というほどひと冬で体つきが変わった。

 2年秋の公式戦では社会人Honda熊本の両翼100メートルのグラウンドで楽々と左翼フェンスを越える本塁打を放った。弾丸ライナーで推定飛距離120メートル。松崎監督を「中学生であんな打球は見たことがない」と驚愕(きょうがく)させた。

 直後、九州のみならず、全国の高校から誘いが届いた。進学先に絞ったのは大阪桐蔭か東海大相模の2校。大阪、神奈川へ直接出向き、練習を見学した。「僕の、がむしゃらなプレースタイルに合っている」。熟考の末、タテジマのユニホームを選んだ。

※【高校時代】へ続く

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