阪神・西純 ガッツポーズ“できるだけ”封印 力み解消で2桁勝利を「高ぶりすぎないこと。冷静に」

2023年12月24日 05:15

野球

阪神・西純 ガッツポーズ“できるだけ”封印 力み解消で2桁勝利を「高ぶりすぎないこと。冷静に」
子供の質問に笑顔の阪神・西純矢(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 阪神・西純矢投手(22)が23日、奈良県北葛城郡でのトークショーイベントに楽天・黒川史陽内野手(22)と参加し、来季5年目へ代名詞とするガッツポーズの“極力封印”を掲げた。初の開幕ローテーション入りで飛躍を期待された今季は5勝止まり。「力み」を解消し、2桁勝利への再挑戦を期した。
 「村上さんや才木さんに勝っていかないと、来年のローテには入れない。高ぶりすぎないこと。冷静に。ピンチで抑えたら、ガッツポーズが出るかもしれないけど、ランナーがいない場面で、気持ちの波を減らしていくことが必要。見つめ直していきたい」

 創志学園(岡山)時代から1球ごとにガッツポーズを繰り出すほどの熱い男。プロでも感情を豊かに表現してきた一方、力みから制球が定まらず、この1年間で5度の降格を経験した。

 2軍調整中にはマウンドで表情を一切変えない通算159勝の中日・涌井の映像をチェックし続けたこともあった。「どうしたらあの感じで投げ続けられるのか」。どんな状況でも動じない“鉄仮面”取得を技術向上と並行する考えで、「困ったときに低めに真っすぐ、変化球を投げられるように」と思い描いた。理想の投球は力感8割の「脱力投法」。淡々と打者を抑えていく“新しい西純”が来季は見られるかもしれない。(石崎 祥平)

おすすめテーマ

2023年12月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム