広島・小園 「大目標」2ケタ盗塁へ掲げた3ポイント 失敗を恐れず、焦らず、「師」から学ぶ

2023年12月24日 06:30

野球

広島・小園 「大目標」2ケタ盗塁へ掲げた3ポイント 失敗を恐れず、焦らず、「師」から学ぶ
Bリーグ、広島ー三河戦のハーフタイムイベントに登場した広島・小園 Photo By スポニチ
 広島・小園海斗内野手(23)が23日、6年目の来季へ向けて初の2桁盗塁に意欲を示した。バスケットボールBリーグ、広島―三河戦のハーフタイムイベントに登場し、ストラックアウトとフリースローの企画に参加。走塁面の成長へ“3ポイント”を掲げた。
 小園は走塁のレベルアップを期して、初の2桁盗塁を誓った。

 「できるように頑張りたい。そういうところも成長できるように。自分の考えもそうですし、しっかりやっていけたら」

 今季は80試合の出場で8盗塁。出場20試合目の7月15日DeNA戦から積み重ねていったとはいえ、50メートル5秒8の能力からすれば、満足できる数字ではない。来季こそ走れる男になるべく“3ポイント”を掲げた。

 <1>失敗を恐れない 「失敗を恐れないことが大事だと思う。勇気を持っていくことが大事。“アウトになったらどうしよう”というせめぎ合いもあるが、攻めていきたい」。企図12度で成功率・667。盗塁王の阪神・近本の同・903と比べて確率で劣るだけでなく、企図数31が遠く及ばない。課題に挙げたのは気持ちの部分だ。けん制死が昨季4、今季1。失敗を恐れずに挑戦することがチーム方針ながら、攻めきれなかった思いが残る。

 <2>焦らない 「技術というよりも、(次の塁に)行こうと思ったときに焦らないこと。状況を見て(スタートのタイミングを)考えるなど、そこの準備だと思う」。積極的な姿勢も大切にしつつ、冷静さを併せ持つことが成功率上昇に必要な要素だと考える。

 <3>山田から学ぶ 「目標とする選手がいるので、聞けることは聞いて、頑張っていきたい。今年は少し、走ることができたので聞けるかなと思う。いろいろ参考になることもあると思う」。来年1月に4年連続でヤクルト・山田との合同自主トレが控える。30盗塁以上を過去4度記録し、3度トリプルスリーを達成している“師”から走塁の極意を学び、技術吸収に努める。

 掲げてきた全試合出場を目標に加え、走塁でもキャリアハイを目指し、1年間を駆け抜ける覚悟だ。
 (長谷川 凡記)

おすすめテーマ

2023年12月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム