阪神・中野 故郷山形に恩返し誓う 虎と侍ジャパンで活躍届けて「子どもたちに憧れてもらえるように」

2024年01月05日 05:15

野球

阪神・中野 故郷山形に恩返し誓う 虎と侍ジャパンで活躍届けて「子どもたちに憧れてもらえるように」
吉村知事(右)から山形県産米の「雪若丸」を贈られた中野 Photo By スポニチ
 阪神・中野拓夢内野手(27)が、故郷の山形県庁で行われた「山形県スポーツ栄光授与式」に参加した。プロ野球選手で同賞を受賞するのは初。県民や職員ら約100人に迎え入れられ、山形県・吉村美栄子知事との懇談を終えると、野球での恩返しを誓った。
 「元気を与えられるようなプレーを見せたい。多くの子どもたちには山形で野球をしてもらいたい。(僕は)憧れてもらえるように頑張りたい」

 今後は野球界の発展と野球人口の拡大にも尽力する決意を示した。自身は少年時代、プロ野球選手との交流には恵まれなかった。その経験からも野球振興を念頭に置き、地元での野球教室開催に意欲をみせた。

 「自分が子どもの頃に感じられなかった部分を、(今はプロ野球選手として)子どもたちに伝えていける立場になった。やってあげられたらいい」

 憧れの選手になるためには当然ながら結果も必要だ。そして日の丸への強い思いも吐露。「(昨年3月の)WBCでは正直、金メダルに貢献したという実感はない。スタメンでずっと出続けて、自分の活躍で金メダルを獲りたい。今シーズンしっかり成長して、代表に選ばれるようにやっていきたい」。山形では地上波による阪神戦のテレビ放送はほとんどない。そのため地元へのアピールチャンスはテレビ放送の可能性が高い侍ジャパン戦への出場だ。国際試合は今年11月に「プレミア12」、そして26年には「第6回WBC」が控える。猛虎を“アレンパ”へと導いた後、再び「JAPAN」のユニホームで躍動し、故郷の野球熱を最高潮にする。(松本 航亮)

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