落合博満氏 昨季死球数12球団トップタイの阪神・近本の避け方を解説

2024年01月12日 17:05

野球

落合博満氏 昨季死球数12球団トップタイの阪神・近本の避け方を解説
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が12日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」に寄せられた様々な質問に回答した。
 今回の質問は「阪神の近本選手のデッドボールのよけ方について、落合さんはどう思われていますか」だった。昨季セ・リーグの死球ランキングでは阪神・近本光司は同僚の森下翔太の11個を上回る12個でトップ。パ・リーグでも楽天・辰己涼介の12個が最多で、12球団トップタイだった。

 落合氏は「これはね、近本の打ち方にもよるんですよ。打席の位置にもよるんだけど」とし「どっちかというと踏み込んで打つタイプのバッターなんで、インサイドっていうのはなかなか避けきれないんだろうと思います」と分析。その上で「これが避けきれるように開いて打つとかっていうふうになるとバッティングを崩してしまう。これの防ぎ方っていうのはなかなか見つかりません」と話した。

 解決策としては「当たっても極力、大けがのないような当たり方っていうようなことを考えるしかないんだろうと思います」と回答。「あの打ち方に関して言うと、インサイドの避け方っていうのは上手いか、下手かって言われれば、どっちかと言うと避けきれないっていう表現をした方がいいんだろうと思います。本人は避けてるつもりなんだろうけども。それは彼の打ち方の特徴であることによって避けて通れない部分っていうのはあると思う」と話した。

 最後に「どう思われますか?っていうと、ある程度のデッドボールは覚悟の上で打席に立っているんじゃないのかなっていうふうに思います」と近本の打撃スタイルを分析した。

 落合氏は過去にこのチャンネル上で、現役時代の死球数にも触れている。四球数1475に対し、死球は63だったことに「よく63個のデッドボールで収まったよ」とニヤリ。この数字はかなりの際どいボールを避けたということかと聞かれ「そういうことです。避けっぱなしです」と話したこともある。また、別の「インハイの速い球に目付けをしていた理由を教えてください」との質問には「頭に来るデッドボールを避けるため」と頭部への投球に備えていたことも明かしている。

おすすめテーマ

2024年01月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム