オリ・龍馬　「師匠」近藤とのガチンコ勝負制して、タイトル奪う「何とか食らいついていけたら」

2024年01月12日 06:45

野球

オリ・龍馬　「師匠」近藤とのガチンコ勝負制して、タイトル奪う「何とか食らいついていけたら」 — おそろいのシャツを着てポーズを決める近藤（右）と西川 Photo By スポニチ

　広島から国内フリーエージェント（FA）権を行使してオリックスに移籍した西川龍馬外野手（29）が11日、鹿児島・徳之島で自主トレを公開。19年1月から自主トレをともにする“師匠”ソフトバンク・近藤にタイトル争いで負けじと、決意を示した。

　「リーグも一緒になるので、見る機会も増えますし。いい結果を出せばお互い刺激にもなりますし、切磋琢磨（せっさたくま）して最終的には何とか追いついて、追い越せるように」

　右足首の手術明けだった21年を除き、毎年“近藤塾”に参加。そのストイックな姿勢に感化され続けてきた。「（近藤は）練習していて、基本的に“もういいや”ってなることはない。とことんやって、なおかつ抜かないので。だからこそ毎年お願いして自分も来ている」

　昨季本塁打＆打点の2冠かつ打率3割超えを誇った1学年上の安打製造機。西川が「打撃タイトルはそろそろ獲りたい。タイプ的には最多安打かな」と目標に掲げる最多安打争いにも立ちはだかるのは間違いない。とはいえ、簡単に引き下がるつもりもない。

　「できるだけコンさん（近藤）に近づけるように、日々、勉強です。おこがましいですけど、何とか食らいついていけたら」

　タイトルへの近道とも言える自身初の全試合出場を目指し、南西諸島の離島で「正直キャンプよりキツい。これありきのシーズン」とピラティスや体幹、ウエートトレーニングなどで追い込み続ける日々を過ごす。「僕が来て4連覇できんかったと言われへんように。そこはプレッシャーに感じながらやっていこうかな」。24年の打のキーマンが、頂点への覚悟をのぞかせた。　（阪井　日向）