【スポニチ創刊75年】阪神・岡田監督が熱き、熱きメッセージ「タイガースとファンをつなぐ役目を」

2024年02月01日 05:15

野球

【スポニチ創刊75年】阪神・岡田監督が熱き、熱きメッセージ「タイガースとファンをつなぐ役目を」
バックスクリーン3連発を報じた1985年4月18日付の本紙大阪版1面を手にする阪神・岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 スポーツニッポン新聞社は本日、創刊75年を迎えました。1949年2月1日に大阪で創刊以来、節目の75年を迎えることができたのも、長年にわたって支えていただいた愛読者の皆さまのおかげです。これまでスポーツ、芸能、社会、レースなど多岐にわたって、多くの感動や情報を発信し続けてきました。私たちの使命は「あなたの楽しいをもっと愉(たの)しく」。新しい時代に向かって、これからもスポニチは紙面やデジタルで皆さまに「愉しさ」をお届けします。1日にキャンプインする阪神・岡田彰布監督(66)からもメッセージが届きました。
 スポニチ創刊75年、本当におめでとうございます。タイガースの目指す野球を、新聞を通して、多くのファンの方に知ってもらいたいと思っています。これからも、よろしくお願いします。

 あいさつとしてはさておき、75年になるんか。長いよな。今年は甲子園球場が100年。来年はタイガースが90年。戦後は同じように歩んできたわけや。昨年の18年ぶりのリーグ優勝、そして38年ぶりの日本一でも、スポニチだけでなく新聞各社が盛り上げて、チームのことをファンに伝えてくれた。タイガースとファンをつなぐ役目をスポーツ紙が果たしていると思っている。

 北陽(現関大北陽)のころから長い付き合いをさせてもらってるよ。早大時代もアマチュア担当の記者さんと、よく食事に行ってたなあ。阪神に入ってからも、多くの記者に取材を受けたり、話をしたりした。短い期間だった人もいるけど、長く今でも現場にいる人もいる。若手記者だったのが、今じゃベテラン。そういう意味でも75年というのは長いよな。

 スポニチのイメージか。そうやなあ。「読みやすい」「中立」「偏りがない」という感じで毎日読んでるよ。タイガースだけでなく、他球団の情報もしっかり載っている。野球だけでなくスポーツは好きやから、メジャーリーグ、サッカーやラグビーとかも目を通している。

 今年のタイガースのスローガンは「A.R.E. GOES ON」。Rにはリスペクトという意味を込めているんやけど、タイガースだけでなく野球の歴史、先輩たちが築いた伝統というものを、これからもスポーツ紙には大切にしてほしいと思っている。

 世の中はネットニュースの時代で新聞は苦しいなんていわれている。スポニチでもネットはやっていて、試合の結果やオレの談話もすぐ出ているけど、やっぱり新聞は紙。そう思っている。新聞を開いて何が載っているのかを読む楽しみ。これは大事にしてほしい。チームの勝ちを紙で確認したいんよな。

 連覇を目指した沖縄キャンプも宜野座と具志川でスタートする。スポーツ紙が誰に注目し、どんな記事を出すのか、また楽しみにしている。常に優勝を争えるチームにするため、ファンの皆さんもタイガースの歩みに注目してください。

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