日本ハム・新庄監督 また大胆アイデア!1、2軍を活発に入れ替える“ローテーション起用”

2024年02月01日 21:42

野球

日本ハム・新庄監督 また大胆アイデア!1、2軍を活発に入れ替える“ローテーション起用”
<日本ハム>名護市の渡具市長から花束を受け取った新庄監督(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 逆襲のシーズンがスタートだ。日本ハムは1日、沖縄・名護でキャンプインした。2年連続最下位から、就任3年目を迎えた新庄剛志監督(52)は、フランミル・レイエス外野手(28、前ロイヤルズ)ら新外国人の快調な動きを見守った。今オフは新外国人を6人獲得するなど大型補強に成功。選手層が厚くなったことで、今季は1、2軍を活発に入れ替える“ローテーション起用”のアイデアも明かした。
 勝負の就任3年目。新庄監督は、整った戦力にこれまでにない手応えを感じている。午前中にはサブグラウンドで投手陣の動きを、午後はフリー打撃などを見守り、精力的に動いた。
 「うちは競争してレギュラーを獲りにいく気持ちが強い選手が多いので。競争意識はかなり持っていると思います」
 フリー打撃前には、4番候補の新外国人・レイエス(前ロイヤルズ)には、メジャーでプレ―した経験も踏まえ、日米のストライクゾーンの違いについて助言を送った。メジャー通算108発の大砲も、強烈な向かい風に阻まれながらもいずれも逆方向へ2本の柵越え。「いい打球も打っていたしね。2割7分の30発打ってくれて、いい場面で打点の多い、チャンスに強い選手だったら楽しみですね」と期待をかけた。

 投手陣でも、昨季に守護神を務めた田中正のブルペン投球を見守り「オフ、どんなトレーニングしてきたのかな、というぐらい凄かった」と目を細める。選手層が一気に厚みを増したことはうれしい悩み。そこで指揮官が思案したプランが1、2軍の“ローテーション起用”だ。

 例えば、一塁はレイエスに加え、成長株の郡司、昨季15発を放ったマルティネスら起用できる選手が多い。外国人選手も8人いるだけに「今年は(位置が)被った選手は2軍で試合に出させて。調子落ちたら替えていく方が、ずっとベンチにいるよりそっちの方がいいと思う。“2軍じゃないんだよ”というのは全選手に伝えていきたい」と語る。

 まずは、あす3日と4日に行われる紅白戦で選手の状態を見極め、競争を促す方針だ。「若い選手たちはアピールの場所。そういうところはしっかり、僕は見るんで。本当にチャンスだと思う」。現状のレギュラーは万波、ただ1人だけ。開幕1軍を懸けたサバイバルのゴングが鳴る。(田中 健人)

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