中日・鵜飼 1イニングで2ラン含む2安打4打点!中田からの「本塁打は狙わなくていい」助言効いた

2024年02月22日 05:10

野球

中日・鵜飼 1イニングで2ラン含む2安打4打点!中田からの「本塁打は狙わなくていい」助言効いた
<中・ロ>7回無死一塁から左越え2ランの鵜飼(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【練習試合   中日14―1ロッテ ( 2024年2月21日    北谷 )】 7回一挙7得点の主役は、中田も潜在能力を認める大器だった。中日・鵜飼は「代打のつもりで。この1打席でと思っていた」と一振りで決めた。6回から出場し、7回無死一塁。この日初打席でカウント1―1からの3球目、菊地の内角低め直球を強振した。逆風をものともせず左翼席へ放り込んだ一発は、今春対外試合でチーム1号の2ランだ。
 「良い結果になって、よかったです。振れることが一番の持ち味ですし、タイミングを取りながら、ガンガン振っていきたいです」

 さらに、打者一巡で回ってきた2死満塁で代わった大谷と対峙(たいじ)。カウント1―1からの3球目、外角低め直球を捉えて左2点打とし、1イニング2安打4打点をマークした。大島やディカーソンらとの左翼定位置争いで猛アピール。2年連続最下位に沈んだ中日が、昨季公式戦で一度しかなかった2桁14得点大勝に貢献した。

 21年ドラフト2位で駒大から入団。中田が新天地で気になる存在に挙げたのが鵜飼だった。「まだ24、25歳くらい?めちゃくちゃ飛ばす」と目を丸くしたほどだ。「中田さんから、“本塁打は狙わなくていい。振っていく中で、角度はつく”とアドバイスをもらいました」と鵜飼。オフにはドミニカ共和国、台湾のウインターリーグなどに参加して武者修行。主戦クラスの速球対策と、課題の確実性向上を目指してきた。

 「見極めと一球で捉えることが大事。相手が変化球を振らせに来ることは分かっている」。攻撃力アップが急務のチームにあって、3年目の大覚醒の予感だ。 (湯澤 涼)

 ○…中日がシーズン開幕前の実戦で14得点は、昨年2月11日、韓国・サムスンとの練習試合で17得点して以来。昨年チームのレギュラーシーズン最多得点は8月4日ヤクルト戦での11得点で、2桁得点はこの1度だけ。シーズン中の14得点以上は、19年9月21日ヤクルト戦の14得点が最後。

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