日本ハム・加藤豪“休日返上”でフルメニュー メジャー流でキャンプ打ち上げの25日まで11連勤走りきる

2024年02月22日 06:00

野球

日本ハム・加藤豪“休日返上”でフルメニュー メジャー流でキャンプ打ち上げの25日まで11連勤走りきる
フリー打撃を行う日本ハム・加藤豪(撮影・高橋 茂夫) Photo By スポニチ
 日本ハム・加藤豪将内野手(29)が沖縄・名護キャンプ第5クールの初日となった21日、志願の“休日返上”でフルメニューをこなした。1軍がオフだった20日の韓国サムスン戦に出場したことで、この日は「振り替え休日」のはずだったが、2年前まで慣れ親しんだメジャー流で調整。キャンプ打ち上げとなる25日まで、最後は11連勤で走り切る。
 朝から加藤豪は元気に動き回った。前日の韓国サムスン戦では二塁でフル出場し、2安打をマーク。この日は一塁守備でノックを受け、フリー打撃などの工程も全て精力的にこなした。

 「昨年の今頃と比べると、100倍くらい楽しく野球ができている。野球もビジネスではあるけど、人生的に野球を楽しくできることがどんなに幸せか、昨年も分かっていたけど、それが一番です」

 メジャーから逆輸入として入団し、今季2年目。1年前は春季キャプ直前に右手人さし指を骨折し、苦しいスタートとなっただけに、大好きな野球に全力で取り組める環境を心から感謝している。

 チームはこの日から最終クールに突入。オフだった前日の韓国サムスンとの2軍戦に出場した選手には「振り替え休日」が与えられていたが、加藤豪は「米国ではオフがないキャンプをやってきた。初日から試合にフル出場して、それを1週間くらいやった。あとは僕が1軍にいる間は1軍のスケジュールで回りたいと思った」と休日返上で汗を流した。

 メジャーのスター選手に休日はあっても、「マイナーの招待選手とかは厳しい扱いもある。それだって、打席がいっぱいもらえてアピールチャンスとも思える」と説明する。ハードワークは競争を生き残るための手段なのだ。これには、元メジャーだった新庄監督も「俺も毎日出たいタイプ。部屋でYouTubeで見るものもないしね」と賛同だ。

 もちろん疲労はたまっている。練習後は急いで体をケアするため、宿舎に戻った。オンとオフを見極めながら、加藤豪は2年目のシーズンを満喫する。(横市 勇)

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