楽天・則本 守護神も10連投も任せろ!試運転1回零封 今春実戦初登板で予想外151キロ

2024年02月22日 05:25

野球

楽天・則本 守護神も10連投も任せろ!試運転1回零封 今春実戦初登板で予想外151キロ
<ヤ・楽>7回から登板し、1イニングを無失点に抑えた楽天・則本(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【練習試合   楽天1-1ヤクルト ( 2024年2月21日    浦添 )】 上々の試運転だった。今季は先発から守護神に転向する楽天・則本が、7回から4番手で今春の実戦初登板。1回無安打無失点に「緊張感はあったけど、無事に終わって良かった」と胸をなで下ろした。
 真っさらなマウンドではなかったが、持ち味を十分に発揮した。先頭の代打・内山を136キロのフォークで遊ゴロに仕留めると、続く宮本は148キロの直球で中飛。打席に昨季まで同僚だった西川を迎えると、2球目にこの日最速の151キロを計測した。四球で歩かせたが「150キロを超えたのは予想外。(西川)遥輝だったんで“ちょっといったろうかな”と思っていた」とニヤリ。落ち着いて続く長岡を147キロの直球で遊ゴロに仕留めた。

 先発の柱として114勝を積み重ねた昨季までは試合開始の30分前から体を動かし、遠投、ブルペンで30前後の球数を投げてからマウンドに上がった。この日は登板前にブルペンで14球。これまでよりも半分の球数で準備を整えた。

 昨季までの守護神で通算236セーブをマークした松井がパドレスへ移籍。自己犠牲の精神にあふれる右腕は、降板後に今江監督に「10連投ぐらいいけます」と熱い気持ちを伝えた。これには抑え転向を打診した指揮官も「そういう熱い気持ちがあって、彼をその位置にもっていって良かった」と目を細める。

 「1個ずつアウトをしっかり取っていくだけ。あまり仕事としては変わらない」と則本。元広島で「炎のストッパー」と称された津田恒実に憧れて背番号14を背負う男が、力強い一歩を踏み出した。(花里 雄太)

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