巨人・西舘“上原フォーク”吸収 偉大な先輩から新発見 手首のスナップでスプリット系イメージ

2024年02月22日 05:20

野球

巨人・西舘“上原フォーク”吸収 偉大な先輩から新発見 手首のスナップでスプリット系イメージ
上原氏(左)からアドバイスを受ける西舘(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 貴重な機会を絶対に逃したくなかった。ブルペン投球を終えた巨人のドラフト1位・西舘(中大)が、ボールを手に那覇キャンプを訪れた球団OBの上原浩治氏に近づく。課題としているフォークについて、積極的に質問した。
 「持ち方とか、手首の角度とかを聞きました。教えていただいてうれしかったし、凄い勉強になる日だった」

 フォークを武器に日米通算134勝&128セーブを記録した偉大な先輩の話に聞き入った。新発見は手首の使い方。「自分は手首を固定する。上原さんはストレートと同じ」と手首のスナップを利かせた投法を教わった。カットボールを得意とする右腕はフォークを磨く理由を「落ち球が一番効果的。長い回も投げられない」と言う。現在の自身のフォークは落ち幅が大きいが「できるだけ、ストレートの軌道に近い(スプリットの)ような球をイメージしている」と模索中。上原氏の投法も今後に試していく。

 14日までの宮崎キャンプ期間中には、これまで縫い目に掛けずに挟んでいたフォークの握りを、中指だけ縫い目に掛けるものに変更。だが、この日はキャッチボール後に戸郷に助言を求め、再び完全に掛けない握りも試した。常時クイックモーションが特徴だが、足を上げての投球も試すなど試行錯誤。ブルペンでは当初は40球前後の予定だったが、結局、83球を投げ込んだ。

 次回登板は25日のヤクルトとのオープン戦(沖縄セルラー)となる見込み。目標の開幕ローテーション入りへ、アピールを続ける右腕は「結果を出して周りに食らいついていけたら」と誓う。西舘の理想は高い。(小野寺 大)

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