パドレス・松井 圧巻の3者連続三振 ドジャースとのオープン戦初登板で一発快投

2024年02月23日 06:05

野球

パドレス・松井 圧巻の3者連続三振 ドジャースとのオープン戦初登板で一発快投
囲み取材に笑顔で対応する松井(撮影・笹田幸嗣通信員) Photo By スポニチ
 パドレスの松井裕樹投手(28)が22日(日本時間23日)、ドジャースとのオープン戦に登板した。移籍後初の対外試合でのマウンドで、三回に5番手で登板し、3者連続三振の圧巻投球を披露した。
 この回先頭のラックスをスライダーで空振り三振に切ると、続くオーウィングスもスライダーで空振り三振。3人目のページズもカウント0―2から宝刀スライダーで空振り三振に切って落とした。決め球はすべてスライダーで仕留めた。

 終わってみれば、松井のオープン戦初マウンドは1回で11球を投げ無安打、3奪三振。直球の最速は93マイル(約150キロ)で、12球のうち10球がストライクという安定感だった。見守った観衆の前で、名刺代わりの奪三振ショーを演じてみせた松井は「緊張しました。ライブ(BP) の時よりブルペンから感覚が良かった。いいところを出せたのかなと思います。結果はちょっと出来すぎたかなと思います(笑)」と自らの投球を振り返った。

 初回に8失点と投手陣が大炎上していたが、二回に登板した4番手のエストラーダが3者連続三振の好投を見せて試合を締め、続く三回にも松井が3者連続三振。合わせて6者連続三振の奪三振リレーでスタンドのファンを沸かせた。マウンドを降りるとベンチ前でチームメートに出迎えられ「野球熱を感じた。ファンの声援も力になりましたし、チームメートも出迎えてくれましたし」と安どの表情を浮かべた。

 この日は自ら課題に挙げていたスプリットを2球だけ投げたが、1球はボール球で、もう1球はファウルと、空振りは奪えなかった。それだけに「スプリットのところはもうちょっとですかね。やっぱりスプリット・・・そこに尽きます。スプリットが自分の思い通りに操れれば自分の手札が広がるので、そこに注力していきたい」と反省も忘れなかった。

 松井は16日(同17日)の初ライブBPで打者5人に25球を投げ、1安打2奪三振。20日(同21日)の2度目のライブBPでは、打者6人に対し31球を投げ、2三振を奪い、課題として「スプリットの制球」をあげていた。
 

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