【筑後のおじ鷹】斎藤学ファーム広報 コーチ時代とスタンスは不変 選手に寄り添って

2024年02月27日 05:25

野球

【筑後のおじ鷹】斎藤学ファーム広報 コーチ時代とスタンスは不変 選手に寄り添って
斎藤学ファーム広報(撮影・杉浦 友樹) Photo By スポニチ
 いつも柔和な表情で選手やスタッフとコミュニケーションを取っている姿が印象的だ。昨年まで2年間、ソフトバンクの1軍投手コーチを務めた斎藤学さん(60)がファーム広報として再出発した。
 約20年前も広報を務めていた。当時に比べ筑後市のファーム施設が完成し、4軍制が敷かれ、さまざまな担当がいるなどスタッフの数は多くなった。「仕事量は今の方が少ないかもしれない。周りのいろんなものを考えながら動かないといけない」と変化を語る。

 変わらないものもある。野球を通して成長してもらうというスタンスだ。「コーチのときもそうだったんですけど、どちらかといえば選手に寄って(寄り添って)コーチングをしていたので。そういう面ではあまり違和感はないですね」と自然体で接している。

 ファーム施設で取材を受ける若鷹を温かく見守る。「マスコミに対して変なふうに取られないようにするとか、上手にお付き合いをするとか。若いときから身に付けた方がいいと思うし、自分が超一流選手になったときも、変わらないでいてほしい」。初心を大事にしてほしいことも願っていた。

 ◇斎藤 学(さいとう・まなぶ)1963年(昭38)8月12日生まれ、茨城県出身の60歳。下妻一から青学大に進み85年ドラフト1位で中日に入団。90年にトレードでダイエーに移籍し、97年限りで現役引退。NPB通算135試合に登板して7勝10敗3セーブ、防御率5.53。引退後は打撃投手、広報、コーチなどを務める。右投げ右打ち。

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