1軍当落線上の阪神・井上と野口がサバイバル延長戦 岡田監督が2軍戦で「8打席」“追試”

2024年02月27日 05:15

野球

1軍当落線上の阪神・井上と野口がサバイバル延長戦 岡田監督が2軍戦で「8打席」“追試”
井上の視線を背にフリー打撃を行う野口(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 阪神の岡田監督が、1軍当落線上にいる井上と野口に、2軍戦で“追試”を課すことを決めた。2人を3月2、3日の札幌ドームでの日本ハム戦に同行させず、両日に行われる教育リーグ・広島戦(由宇)に出場させる。
 「由宇で打席に立たせるよ。(1軍のオープン戦に)行っても1打席、2打席だけやんか。ちょっと寒いところに行かせんと。由宇は寒いやろ。ドームの方がまだ暖かいやろ」

 山口県岩国市にある広島2軍本拠地での2試合は、ふるい落としの判断材料になる見込みだ。指揮官が外野争いの見通しを続けた。

 「(開幕1軍の)絞り込みはもっと先になるよ。(井上と野口にとっては)ちょうどええ機会やから、4打席立てるもんな。4(打席)、4(打席)で2試合やったら、8打席立てるやんか」

 この言葉を裏返せば、8打席でいい姿を見せてくれ――というメッセージにほかならない。由宇で成績を残せば、欧州代表との強化試合に臨む侍ジャパンに選出された森下が不在となる同5、6日の楽天戦(甲子園)でチャンスを与えられる可能性が高い。そこで活躍すれば、開幕1軍に望みをつなげるのだ。

 「右の長距離砲枠」で井上、野口と1軍生き残りを争うミエセスは、日本ハムとのオープン戦に出場する。「ノイジーは(札幌へ)行かへんから、ちょうどええよ。あいつも守備を使わんと(先発で)出られへんからな」。ミエセスは北海道、井上と野口は山口。直線距離で約1200キロ離れた2カ所でサバイバルが繰り広げられる。(倉世古 洋平)

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