阪神・森下 岩崎撃ち2発に手応え「プロ野球の中でも結果を出して抑えている投手。いい経験」

2024年02月27日 05:15

野球

阪神・森下 岩崎撃ち2発に手応え「プロ野球の中でも結果を出して抑えている投手。いい経験」
はつらつと打球を追う森下(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 万全の仕上がりを告げる2発だ。阪神・森下が、打撃投手を務めた岩崎から左翼スタンドへ2本の柵越えを放った。今春の紅白戦や対外試合ではまだ出ていない豪快なアーチ。球種やコースが事前に伝えられているとはいえ、守護神の球を完璧に捉えて宜野座キャンプの“締め”にふさわしい弾道を披露した。
 「岩崎さんはプロ野球の中でも結果を出して抑えている投手。そういう投手と対戦できていい経験になった」

 オープン戦初安打となる左中間二塁打を放った25日の中日戦同様、26日も一貫して大きめのグリップエンドを備えた昨季使用のバットで打撃に臨んだ。グリップエンドの膨らみがほぼない「ピート・ローズ型」はグラウンドには持ち込まず、西勇、岩崎との対戦後のフリー打撃でも、森下本来の角度のついた飛球を連発。「徐々にいい形になってきた」と確かな手応えを口にした。

 だが、森下はバット選びについては“二の次”だと強調する。最も重要なのは体の使い方。「体の使い方を身に付ければ、バットは関係ない。しっかり体を使えるようになってきたら、どのバットでも打てる」。自主トレ期間中から改新した「回旋し切るスイング」の軌道を一定させ、コンタクト率を高めることだけに集中する。

 「やってきたことをぶらさずやれば、やれる自信はある。3月のオープン戦でもしっかりとやっていく」

 27日にプロ2度目の春季キャンプを打ち上げる。足の故障で2軍スタートだった昨年とは異なり、一日も離脱することなく完走を果たした。当然、得るものも多かった一方で「(今後も)やるべきことをやる」と油断はない。南国に宿題は残さない。手締めの瞬間まで、快音につながるヒントを探し続ける。(八木 勇磨)

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