処分上申の盛岡誠桜は継続審議 膨大な資料を精査のため 日本学生野球協会審査室会議

2024年03月05日 17:44

野球

 日本学生野球協会は5日、審査室会議を開いた。日本高野連から日本学生野球憲章違反の疑いがあるとして調査実施と結果報告を複数回求められたが、期限までに回答がなかった盛岡誠桜(岩手)の指導者への処分が上申されたが、膨大な資料を読み込む必要があるため継続審議とした。
 日本高野連、岩手県高野連、同校から提出された資料は計50ページにもおよび、引き続き調査が必要だと判断。次回の審査室、または緊急審査室を開いて結論を出す可能性もある。

 日本高野連は同校3年生部員の飲酒、指導者の一般生徒や野球部員への暴言とハラスメント行為に関する情報提供が届き、同校に調査と報告を求めた。これまでに2度の厳重注意措置と2月26日までの調査・報告を課したものの適切な回答を得られなかったため、審査室への上申を決断した。

 同校は2月19日に「教育現場を顧みない高野連の傲慢な姿勢であり、一方的な解釈」などと主張した報告書を同連盟に送付していた。しかし、高野連審議委員長の尾上良宏理事は「題は報告書とあるが、不祥事件の報告書といわれる様式、内容とはかけ離れているもので当連盟としては報告書ではないと認識している」と26日までの提出を求めていた報告書とは認めなかった。

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