ソフトBウォーカー 本塁打を「常にイメージはしている」 5日ヤクルト戦で名刺代わりの一発!!を

2024年03月05日 06:00

野球

ソフトBウォーカー 本塁打を「常にイメージはしている」 5日ヤクルト戦で名刺代わりの一発!!を
打撃練習するソフトバンク・ウォーカー(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 ソフトバンクのアダム・ウォーカー外野手(32)が4日、ペイペイドームでの全体練習で1軍に再合流した。3日の教育リーグ・オリックス戦(タマスタ筑後)で“移籍1号”を放った新助っ人は、きょう5日のヤクルト戦でオープン戦初出場が濃厚。昨季まで在籍した巨人では同球場で結果を出せなかったが、本拠地デビュー戦で初アーチの青写真も描いている。
 豪快な打球は「スタンバイOK」を主張しているようだった。ウォーカーが走者を置いてのケース打撃で打撃投手の球をペイペイドームのスタンド席に次々と放り込み、「ガコン、ガコン」と音を響かせた。バックスクリーンまで一直線に伸びていった打球を見た仲間は思わず「ワオ!エービー!(アダム・ブレットの略)」と愛称を連呼した。

 「体の状態は凄くいいし、2軍戦でたくさん打席に立ってタイミング、感覚が戻った。常にホームランにするイメージはしている。明日、打てたらいいな」

 宮崎での春季キャンプ中には2月24日の台湾・楽天との練習試合に「7番・DH」で出場した。3点を追う2回1死二塁での第1打席で対外試合初安打となる右前適時打を放つも、以降は快音を響かすことはなかった。打席数を確保するため2日から教育リーグ・オリックス戦2試合に出場。3日の第1打席に左翼の防球ネットに突き刺す“移籍1号”を放ち、この日に1軍に再合流した。

 オフに巨人からトレードで移籍してきた助っ人は、新本拠地のペイペイドームでのオープン戦初出場に胸を高ぶらせた。「凄く好きだし、久々に打撃練習をしていい感じに気持ちよく打てたよ。楽しみだ」。同ドームでは昨季ソフトバンクとの交流戦2試合に出場するも7打数無安打4三振。だが、今回は同じリーグで戦ってきたヤクルトが相手。22年に打率・333、23年は同・316と得意とした。「何度もやってるし、気持ち的にも楽です」とリラックスした表情で話した。

 チームの課題だった右の大砲は山川も加わり、実戦で結果を残している。近藤、柳田が名を連ねる打線は厚みを増している。「うまく言葉にできないほど凄くいいラインアップだ。僕の役目は点に絡むこと。たくさん点を稼いで、本塁打は自然と出れば」。ウォーカーはそこに自分も加わると腕をぶした。 (井上 満夫)

 ○…ウォーカーの昨季まで巨人での2年間のオープン戦成績は、通算13試合に出場して32打数3安打で打率.094、打点と本塁打はいずれもなかった。オープン戦では目立たないが、必ずしも春先が苦手というわけではない。3、4月の公式戦成績は、22年が26試合出場で打率.292、3本塁打、12打点。23年は9試合出場で打率.313、1本塁打、3打点を記録。オープン戦での成績が直結しないタイプだが、今季はチーム内の競争が激しいだけに結果を残したいところだ。

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