阪神・佐藤輝 甲子園の浜風に勝つ “MLB打法”で本拠左翼へ一発見舞う

2024年03月05日 05:15

野球

阪神・佐藤輝 甲子園の浜風に勝つ “MLB打法”で本拠左翼へ一発見舞う
阪神・佐藤輝 Photo By スポニチ
 阪神・佐藤輝が“浜風打法”の予行演習に入る。5日の楽天戦を含めた5試合は甲子園で開催。「グラウンド(の状態)と風(の向き)を確認したい」。今季初となる本拠地での戦いでは本番を見据えた準備も進める。
 24本塁打を記録した昨季、左翼への本塁打は2本だった。「打てていないというか長打が少ない」。その理由からオフには外角球の長打率アップを目指し、昨年12月には海を渡った。米シアトルの最先端トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪問し、打撃改造に着手した。

 その成果を本拠地で試す。5日からの5試合は甲子園でのシーズン前最後の試合。右翼方向から左翼方向に吹く特有の浜風に負けない“MLB打法”を習得した大砲が、進化を証明する。

 オープン戦はここまで計5試合に出場し、本塁打は2月23日の巨人戦(那覇)で放った右翼への特大弾だけだ。いまだ左翼への大飛球は影を潜めているが、打撃練習でもコースに逆らわない打撃を徹底して取り組んでいる。

 練習休日となったこの日も、甲子園球場では強い浜風が吹いていた。「(今年)初めての甲子園なので(楽しみです)」。風も味方にすれば、目標の40本塁打も夢じゃない。シーズンを見据えた試運転も始まる。(石崎 祥平)

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