MLB盗塁数 予想に反し増加せず 捕手のポップタイム改善などが要因か 大谷もここまで1個

2024年04月12日 12:50

野球

MLB盗塁数 予想に反し増加せず 捕手のポップタイム改善などが要因か 大谷もここまで1個
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 データサイト「ファングラフス」が11日(日本時間12日)ルール改正2年目で、今季は盗塁の数はさらに増えると予想されたが、実際にはそうなってはいないと報じている。
 昨シーズンのトータル3503盗塁は21世紀になってからでは最多。しかも80・2%と高い成功率で、もっと走るべきと球界関係者は考えた。

 しかし、ここまで、少しではあるが盗塁を試みた回数も、成功率も下がっている。個人でみると、現時点の盗塁王はブルワーズのブライス・チェラングで昨季は26盗塁、今季はここまで7回走ってすべて成功させている。

 チーム別ではナショナルズが25個でトップ、鈴木誠也のカブスが最少でわずか2個。ドジャースはムーキー・ベッツが2個、大谷翔平が1個、フレディ・フリーマンが1個など計6個だ。

 考えられる要因は各球団、盗塁が増えることを念頭にしっかり準備をしてきていること。1試合あたりのけん制球の数は23年の1・96個から2・13個に増加、加えて捕手が二塁に送球したときのポップタイム(投球を受けてから、二塁手のグラブに届くまでの時間)が23年の1・96秒から1・945秒と改善された。ちなみに22年には1・98秒だった。春のキャンプでしっかり練習した上に、強肩で動きの速い捕手がより多くのプレータイムを得ているのだろう。

 とはいえまだ4月前半。リーグ全体の出塁率/OBPもここまで・318で、昨年の・320よりも少し下がっている。出塁率が上がり、もっと暖かくなってくれば盗塁も増えるのかもしれない。

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