NYポスト敏腕記者「彼は野球に賭けないという自制心を見せた」不正送金で訴追の水原容疑者に皮肉

2024年04月12日 15:17

野球

NYポスト敏腕記者「彼は野球に賭けないという自制心を見せた」不正送金で訴追の水原容疑者に皮肉
水原一平容疑者 Photo By スポニチ
 「ニューヨーク・ポスト紙」の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏が11日(日本時間12日)、ドジャースの大谷翔平投手(29)の元専属通訳で違法賭博問題と多額の窃盗によって球団から解雇された水原一平氏(39)が同日、米ロサンゼルスの連邦地検に銀行詐欺容疑で訴追されたことを受け、自身のX(旧ツイッター)で持論をつづった。
 ヘイマン氏は「みんなが通訳の一平を殺そうとしているが、彼は野球に賭けないという自制心を見せた」とスポーツ賭博による負債を補填するため、大谷の口座から1600万ドル(約24億5千万円)以上を不正に送金した一方で、野球だけは賭博の対象にしなかった点を皮肉を込めて称えた。

 ただ、この投稿には「スポーツに1億8000万ドル以上を賭けることは、私が定義する『自制』ではない」「彼が1600万ドルを盗んだという事実よりも、それが重要だなんて全然思わないよ(笑)」「誰もそれを面白いジョークだとは思っていない」などとヘイマン氏の皮肉を批判する声もあった。

 ヘイマン氏は違法賭博問題が明るみになった直後にも同紙(電子版)で「大谷翔平の陣営は、彼が野球界のレジェンドであり、金銭感覚の鈍い人間だと信じさせたがっている」と題し、自身の意見を記事にした。

 同氏は「大谷は被害者であったとされている。しかし、我々はこの物語の初回にいる」と真相がまったく見えていないと指摘。「大谷陣営のストーリーは、長年の通訳である元友人(水原氏)は大谷を何年も騙(だま)してきた素晴らしい俳優であり、おそらく大谷は騙されやすくナイーブで、さらに親友の趣味が本当にひどいというものだ」とし「それは正しい話かもしれない」とした。

 その上で「大谷が1日20時間も一緒に過ごしていたとされる男のことをほとんど何も知らないというのは少々信じ難いが、大谷の周囲の人々(広報ではなく、実際に彼を知っている人々)は、大谷は天才的な野球選手であり、フィールド外(金銭を含む)には無頓着な天才だと信じているという。少なくとも今日のところは、それが望ましいストーリーだ」と辛らつな意見をつづっている。

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