巨人・泉圭輔 移籍後初登板で1069日ぶり白星 「メチャクチャ緊張」いきなり死球「申し訳なかった」

2024年04月12日 21:23

野球

巨人・泉圭輔 移籍後初登板で1069日ぶり白星 「メチャクチャ緊張」いきなり死球「申し訳なかった」
<巨・広>巨人移籍初勝利をあげた泉 (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人9―4広島 ( 2024年4月12日    東京D )】 巨人の泉圭輔投手(27)が12日の広島戦(東京D)でソフトバンクから移籍後初登板初勝利を飾った。泉の白星はソフトバンク時代の2021年5月9日西武戦(ペイペイD)以来1069日ぶりプロ通算4勝目。
 開幕投手も務めた先発右腕・戸郷が5回8安打4失点で降板。泉は2―4と2点ビハインドで迎えた6回に2番手として移籍後初となるマウンドに上がった。

 最初に打席へ迎えた坂倉は2球目直球を右肘付近に当てる死球で塁に出したが、田中をツーシームで空振り三振、田村を直球で見逃し三振に仕留めると、宇草は遊ゴロに打ち取って得点を許さず。

 その裏、味方打線は打者11人で6安打を集中する猛攻で一挙7点を奪って逆転勝ちを収め、泉に白星が転がり込んだ。

 ウォーカーとの交換トレードでオフに高橋礼とともに加入したが、高橋礼は今月7日のDeNA戦(東京D)で6回3安打無失点と好投してソフトバンク時代の2021年4月17日西武戦(メットライフD)以来1086日ぶりとなるプロ通算18勝目をマークしており、泉も1069日ぶり勝利で盟友に続いた。

 鮮やかな逆転勝ちに沸く試合後のベンチでは4回に3号ソロを放った主砲・岡本和とも笑顔でハイタッチ。新人・佐々木から勝利の記念球を受け取ると、さらに笑みが弾けた。

 逆転の2点適時打を放ったオコエとともにお立ち台に上がった泉はスタンドの大歓声に出迎えられ、「初めてジャイアンツのユニホームを着て東京ドームで投げるんで楽しみにはしてたんですけど、本当にたくさん声援をいただけて本当に良かったなと思います」と第一声。

 「展開とか関係なく、メチャクチャ緊張した」という移籍後初マウンドだったが、「しっかり自分の球を投げるってことだけを意識してやった結果が移籍後初勝利につながったので良かったなと思います」と振り返った。

 「メチャクチャ緊張してたんで、最初当ててしまったのは申し訳なかったんですけど」と坂倉への死球を改めて謝罪した泉。それでも「そこからしっかり落ち着いて自分のピッチングができたので良かったなと思います」と安どの表情を浮かべた。

 そして、お立ち台の隣にいるオコエの逆転打について聞かれると「逆転してくれたらいいなと思ってベンチで応援してたんですけど。オコエがしっかり打ってくれたので。オコエのおかげできょう初勝利できたかなと思ってます」と感謝して笑顔。記念のボールについては「実家に送りたいなと思います」とはにかんだ。

 改めて巨人ファンへのメッセージを促され、「福岡ソフトバンクホークスより移籍してまいりました泉圭輔です」と話したところで、あまりの大歓声に言葉を飲み込んだ泉。

 しばらく大歓声に浸ったあとで「一緒に移籍してきた高橋礼さんがずっといいピッチングをしてたので、僕もそれに負けないようにまたここから頑張りますので、また応援よろしくお願いします」と声を張り上げていた。

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