日本ハム・斎藤友貴哉が「新8回の男」!新庄監督がサプライズ指名

2024年04月30日 06:00

野球

日本ハム・斎藤友貴哉が「新8回の男」!新庄監督がサプライズ指名
日本ハム・斎藤 Photo By スポニチ
 日本ハムの新庄剛志監督(52)が、「新8回の男」に最速161キロ右腕をサプライズ指名だ。開幕からセットアッパーとして、勝ちパターンを担ってきた金村尚真投手(23)が先発に配置転換され、代わりに30日の西武戦(ベルーナドーム)から斎藤友貴哉投手(29)が1軍初昇格する。阪神から移籍1年目だった昨春キャンプに右膝を負傷し、全治8カ月の大ケガから復活した男に白羽の矢が立った。
 大ケガから復活を遂げた男は強い。つらく長いリハビリ生活を経て、はい上がってつかんだ1軍の舞台。そこで実力以上のパワーが発揮されることを、新庄監督は知っている。金村に代わる新セットアッパー候補について「30日のお楽しみにしといてください」と報道陣をけむに巻いていたが、サプライズ指名したのは斎藤だった。

 22年オフに阪神からトレードで加入。最速161キロを誇る剛腕ながら制球力に欠け、阪神時代は4年間で45試合の登板に終わっていた。指揮官はその能力にほれ込み、加入直後だった22年11月の侍ジャパンとの強化試合で即起用。最速159キロを計測した右腕に「鍛え直したら163、4キロくらいいけそう」と期待していた。

 しかし、移籍1年目だった昨年2月1日の紅白戦、1球で右膝を負傷。同3月に手術を受け、ゲーム復帰まで8カ月と診断された。1年間、2軍でも登板機会なし。だが今春のキャンプで実戦復帰した際には、わざわざ2軍キャンプ地に新庄監督が足を運び「勝ち試合で投げてほしいピッチャー」と期待を込めていた。

 今季は2軍で8試合に救援登板し、防御率2・00。春先ながら150キロ台後半の直球を投げ込むなど、順調に調整を続けてきた。すでに、新庄監督から本人にも勝ちパターンを任せることは通達済み。絶対的セットアッパーだった金村に代わる「新8回の男」として、斎藤がついに移籍後初の1軍マウンドに上がる。(清藤 駿太)

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