広島・野間 得意の村上撃ちで首位阪神叩く!! 初回速攻へ「一球に集中して入らないといけない」

2024年04月30日 06:30

野球

広島・野間 得意の村上撃ちで首位阪神叩く!! 初回速攻へ「一球に集中して入らないといけない」
笑顔を見せる広島・野間(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 広島は29日、阪神戦が降雨中止となり、マツダスタジアムの室内練習場で全体練習を行った。30日の阪神先発・村上頌樹投手(25)に対してチームは前回9日の対戦で7回まで無得点と沈黙。昨季からポストシーズンも含めて目下4連敗中と苦手にしているが、昨季のセ・リーグMVP右腕に好相性を誇る野間峻祥外野手(31)が、難敵攻略へマルチな活躍を語った。
 今季ここまで打率・307でリーグ2位と好スタートを切った野間。マルチな活躍で難敵攻略にひと役買う覚悟を口にした。

 「いい投手なので、少ないチャンスになると思う。そこでいい結果が出るよう、いいアプローチをしたい」

 30日の相手先発・村上にチームは昨季からポストシーズンを含めて4連敗中と苦手にしている。前回9日の対戦は7回まで2安打無得点に抑えられ、そのまま0―1で敗戦。逆襲に向け、“村上キラー”野間が立ち上がる。

 9日は3打数無安打と封じ込められたが、昨季はこの右腕にレギュラーシーズンで9打数4安打、打率・444と好相性。役割を果たすポイントになりそうなのが、初回だ。前回対戦を踏まえ、「一球に集中して入らないといけない。その中で球数を何とか投げさせられるように、粘りも出したい」と抱負。村上は昨季先発した公式戦の全24登板で初回無失点と立ち上がりに定評がある一方で、2日のDeNA戦は初回に4失点し、敗戦に直結した。だからこそ、初回に突破口を開けるかが大きな鍵を握る。

 今季1~3番で起用されている野間は、ここまで本塁打こそないものの、既に長打は昨季の12本に迫る9本(二塁打7、三塁打2)をマーク。得点圏打率はリーグトップタイの・500(12打数6安打)と、勝負強さも光る。新井監督からも「得点圏でも、いい仕事をしてくれるし、球数を投げさせることもできる。何番でも任せられる。あれだけの打撃ができるのは、他のチームを見ても少ないと思う。頼りになる選手」と厚い信頼を寄せられている。

 本拠地マツダスタジアムで今季、野間は打率・375。首位・阪神を迎え撃つ上で、ファンの声援の後押しも力になる。

 「数字というよりはチームの勝利に貢献できることが一番だと思う。チームの勝利に貢献できるような一打を打てるように、しっかり努力したい」

 好調を維持しつつ、好相性も味方につけ、背番号37が虎退治の主役を担う。
(長谷川 凡記)

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